ガラス
目を覚ますと、ひたすらにだだっ広いところに転がっていた。起き上がり、あたりを見回す。目に映るのは、数メートルの間隔をあけて規則正しく並ぶ無数の観葉植物の鉢。無限の彼方にまで広がっている。ふと、目の前の観葉植物にに歩み寄る。伸ばした手が大きな葉を撫でる。無数の観葉植物が、音もなく一斉に揺らめいた。
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