第2話 三匹の子豚
同じ大工の棟梁の下で修業に励む兄弟子のトモと弟弟子のヤス二人の会話。
「あ、兄貴、三匹の子豚で小話を作ってみたんでさ。ちょっと聞いておくんなせい」
「おう、いきなりだな。いいぜ話してみな」
「その名も『ジェット・ストリーム・アタック三匹の子豚!』」
「おいヤスよ、そりゃーなんか色々最初からオチが見てるぞ。大丈夫かい」
「へい、いきやすよ。自分たちの家を守る為、ガイア、オルテガ、マッシュの三兄弟は……」
「おい、ヤス! そりゃー、いきなりまずいとこ出しやがったな……何か色々クレーム来るかもしれねえな。まあいいや、お次は」
「へい、三匹は攻めて来る白馬の騎士に対抗するため打って出る事ににしたんでさ」
「おう、狼じゃなく、白馬の騎士が攻めてきたのかい、そりゃ難儀な事だ」
「へい、そいで、三匹はバズーカとサーベルを持って戦いに行きやした」
「バズーカ? バズーカなんてあったらそれで仕舞じゃねえか。相手は白馬の騎士なんだろ」
「へい、ところがでさあ、その白馬の騎士の強いのなんの、全然弾があたりゃあしねえ」
「バズーカの弾を避けるのかい? スゲーな白馬の騎士」
「へい、そこで三匹は考えた。三匹で縦に並んで不意打ちを食らわそうって思ったでさあ」
「おう、そりゃいい作戦だな」
「迫り来る白馬の騎士。ずんずんずんずん! 三匹はバズーカを構え突進する! おりゃー!」
「おう、どんどん、近づくんだな」
「へい、そいで三匹は一斉に襲い掛かった!」
「おう、勢いが乗ってきた!」
「ところが、白馬の騎士はひらりと身をかわす」
「おいおい、ちょっと待て。逃げれないように一斉にかかったんじゃねえのか」
「違うんでさあ、兄貴。白馬の騎士はこうやって身をかわしたんでさあ」
「はあ? 良く判んねえな。お前の説明は」
「そいじゃあ、兄貴。そこへ立っててくだせい。いきやすよ、それ!」
「俺を踏み台にした!?」
すみませんガンダムネタです。知らない人にはごめんなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます