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重ね塗る青色の如く遠くへと 視界に一面の

僅か一つだけ 許された一つだけが

前から後ろまで背に負うのか

刻まれる印章は この欠片さえ表せず


重ね塗る黒色の様に遠くへと 視界に一杯の

僅か一つだけ 逃げ延びた一つだけが

上から下まで引き受けるのか

漂う波を真似ても この断片さえ描けず


ああ あの時の塔よもう一度

僕のため 僕のために高く

ああ 砕かれた塔よ今ここに

僕のため 僕のために高く


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