忘れ去ってることに気づかない!〜なぞなぞハナウタのネタから
昨日、拙いながら書いている詩のために、たぶん十年以上ぶりに折り紙のつるを折ってみたら。。。
いや、折ってみたらじゃなくて、折ろうとしたら、まったく思い出せない!!
ガク然としました。。。
日本人失格だ!!!
思えば過去にも、大人(っていつから?)になってだいぶ経ってから、何かの拍子に折ろうとしたら、スンナリ折れなくてビックリしたことがあったのだけど、(今も若いが)その時はもっと若かったせいか、ほどなく思い出して折れたのだった。
ところが今回、どうやっても思い出せない(滝汗)
もしかして、そもそもから間違ってる? 最初は三角じゃなくて四角くするんだっけ??
するとなにやら、(折り紙の)風船になっていきそうな気配。。。
折ってるうちに、こういう時はこんなふうに折るパターンとかあったよね?? と、見覚えのある折り方を断片的に思い出すのだけど、違うものになっていく。たぶん、いろんなものの折り方が混ざり合って思い出されてるんでしょう。
百合の花になりそうにもなった。
だから〜、ここが最後に膨らますところになって、その周りに羽とかないとダメなんだからぁ〜、んもぅ〜〜キィーーーーーッ!と、最後には発狂しそうになって、
「絶対に教えないでね。でも、ここまで合ってるかどうかだけ教えて!」と夫のM夫くんに途中経過を確認したりして、ものすごい時間をかけてやっと思い出せたのでした。
いったい、いつの間に忘れていたんだろう?? 気づかないうちに、忘却の縁へと少しずつスライドしていってたのか、ある日を境にパタッとあっち側に落ちてしまっていたのか。。。
昔、「この前のアレ、ほら、タイトルなんだっけ?」とか、「この本面白かったんだけど、結末が思い出せなくて」とか言ったりする人がいることが信じられなかった私。文学も含めて芸術作品って自分にとってはありがたいもので、味わわせていただいたからにはちゃんと覚えているのが当たり前なくらいの感覚だったので。
でも、トシとともに、私もそのへんがアレになってきた、ということはもうわかっていたのだけど…それにしても、つるが折れないとは。。。
覚えていることを時々虫干しするように引き出しから出して、使ったり眺めたりしないとこういうことになるんです。
だけど、いったいどれほどのどういうものが引き出しに入っているのか把握し切れてるわけもなく……そういうことを考えると、人間の限界をしみじみと感じたりもするわけで。
最近、日常的に実感するのが、有名人とかの名前です。
たとえば、私は映画が好きで、年間200本以上を映画館で見ていた何年間かがあったくらいなのに、そして今も好きなはずなんだけど、諸事情からすっかり見に行かなくなってしまって、そのせいか映画の話題をあまり話さなくなり…気づいてみれば、俳優の名前(特に外国の)がまったく出て来なくなってる、なんてことが。
そうだ、監督の名前だってポンポン出せて、誰のどんなテイストが好きだとか話していたのに、それらは今や、すっかり忘却の彼方へ。。。
いったい、いくら映画館につぎ込んだと思ってんの!?
いやいや、ゼニの話じゃない、その時その時に感動した、ということが大事なのであって…
——感動はプライスレス!!
と割り切るしかない!?
でも、その感動ももう、いくつかしか思い出せない。。。
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