12月14日 爺スナイパーとリトモア少年

翻訳ミステリー札幌読書会、本日の課題書は


『白夜の爺スナイパー』デレク・B・ミラー(集英社文庫), 集英社, 2016.12


であります。

元写真家で元時計修理職人のホロヴィッツ爺さんの語りは本物か妄想含みボケ含みなのか。ボスニアからきたヤバい奴らから子供を守りきることはできるのか。警察は追いつけるか。『ハックルベリー・フィンの冒険』が伏流するので、ホロヴィッツ爺さんはいきかう人にデタラメをぺらぺらすいすい喋るわ喋るわ。だからホロヴィッツ爺さんの仁川上陸のエピソードは真実かフェイクか、見極めをむずかしくしてしまう。

『フルメタル・ジャケット』+『丘をさまよう女』のような一編でありました。


帰宅すると本が届いていた、今日はいい日だ((C)北原尚彦)。

文教堂書店(白石区南郷の古本屋)から。


『リトモア少年誘拐』ヘンリー・ウェイド(Crime Club 5), 東京創元社, 1958.7

『楽園の殺人』リチャード・ゲーマン(現代推理小説全集), 東京創元社, 1957.12

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る