牛丼
牛丼屋に行ってカウンターに座る
牛丼大盛を頼んで少し待つ
やがて厨房から
箸を手に持って丼を口に運ぶ
牛肉と玉ねぎと白米の温もりが
口から全身にゆっくり染み渡る
丼を平らげて水を一口飲む
速やかに駆け巡る水の冷たさに
牛丼の残り火が燦然と揺らめく
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