〇閑話 人物紹介.その12 ―――――――――

※本エピソードは、ここまでに登場した主なキャラクターの紹介です。

 主要な登場人物であっても、作中での情報が少なかったり

 現時点での紹介が憚られるキャラクターは書いていません。


 ここまでのお話をお読みになられた後に見られることを推奨します。


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『アルマンディン』

 ・性別:男

 ・年齢:23歳

 ・T176

 ・イケメン普通人……?


 ・エッシナに駐留中のファルマズィ正規軍に属する軍人。

 ・一見すると大人しく真面目そうな、感じのいい雰囲気の男性に見えるが、

  危ないことや面白いことを楽しむヤンチャな性格。


 ・器用で立ち回りが上手く、また馬術をはじめ様々な技能に秀でており、

  上からの信任が厚く、危険な仕事などもよく任される。


 ・軍人らしくない態度の軽やかさだが、軍籍の領分をわきまえており、

  その意味では真面目に線引きしているフシがある。

 


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『バルーサ』

 ・性別:男

 ・年齢:43歳

 ・T173

 ・傲慢だけど、冷静でもある


 ・ケイル王国軍の一方面軍を率いる将軍。

 ・国内の過激派に属しており、本人も好戦的な思考の持ち主だが、

  同時に冷静で機転の利く性格。


 ・たえず戦争を望むようなところがあるものの、考えなしで行動しない分、

  優れた将軍として国の重鎮たちからの信頼厚い。


 ・ローブの男の協力で、

  魔物の群れをファルマズィ側にけしかける罠を張ったが、

  目論見は失敗し、自分達で魔物を片付けるハメになった。


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『レイトラン』

 ・性別:男

 ・年齢:27歳

 ・T180

 ・イケメン白人貴族系指揮官


 ・エッシナ駐留軍の指揮をとるファルマズィ正規軍の軍人。

 ・物腰柔らかで、貴公子という言葉が似合いそうなイケメン。

  性格も優しく分け隔てないため、部下達からよく信頼されている。


 ・一方で、軍人として必要なしたたかさも持っており、

  ケイル側の企みを看破して最善の指揮をとるなど、軍を率いる者として優秀。

 ・将来はファルマズィの守りの要である ” 東西護将 ” になるだろうと

  有望視されている。


 ・母がエウロパ圏出身で彼と同じ白人系だが、父が現地人で黒髪褐色肌。

 ・仲のいい妹が一人おり、そちらは父同様に褐色肌に濃い目のブロンド髪。

 ・軽めのシスコン。

  妹もすでに20越えなのに " お兄ちゃん ” と呼ばれたい派。



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  作品補足(用語や世界観の解説等)

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【 レックスーラ 】

 ・ファルマズィ=ヴァ=ハール王国の北西部にある国境に近い町。

 ・本来の国境の村にあたる南のエッシナが受ける商業的恩恵を一身に受け、

  それなりに発展している。

 ・普段は比較的おとなしく静かな町だが、

  隣国のケイル=スァ=イーグからの旅人が好き勝手していたせいで、

  一時的に治安が悪化していた。



【 エッシナ 】

 ・ファルマズィ=ヴァ=ハール王国の北西部にある国境の村。

 ・周辺は砂漠地帯で、街道を除けば居住にはあまり適さない。

 ・元々、軍事拠点だったものが、歴史を経て村となった経緯を持つ。

 ・また隣国への警戒から、軍が駐留することが度々あるため、いまでも

  一時的な軍事拠点になりやすく、普段からエッシナ村の住人は少ない上に、

  あまり国境の村としての恩恵は受けられていない。

 ・そのため宿や商業施設も乏しく、この村に滞在する旅人は皆無。



【 ケイル=スァ=イーグ 】

 ・ファルマズィ=ヴァ=ハール王国の北西に隣接する王国。

 ・王制国家ながら、代々の有力な家臣によって権力を掌握され、

  国を動かされているため、王および王族は事実上の傀儡である。

 ・国民性として、苛烈な思想か慎重な精神かの二極に偏っており、

  国の行く末について常に、議論がつきない。

 ・国家運営においても、

  他国への好戦的な主張と国力強化に心血を注ぐべき主張で対立しており、

  過激派と慎重派で派閥わかれしている。


 ・そうした国民性から、慎重で周りに迷惑をかけない者は国内にこもり、

  過激で面倒な連中が国外に精力的に出かけるので、周辺国の国境付近では

  ケイル国民による問題がよく起こる。

 ・結果、ケイル王国は周辺諸国からはあまりいい感情を向けられていない。

 ・現実世界でいうところの、エジプト北部辺りに位置する。



【 スーカラッド 】

 ・フンコロガシやスカラベといった甲虫に似た生態を持つ魔物。

 ・一般的な個体でも、体長3~5mと大きく、

  岩を高い位置に転がしていく習性を持つ。


 ・自分のテリトリーに入った獲物めがけ、岩を落として殺し、エサにする。

 ・主に動物を狙うことが多いが、人間も捕食する。


 ・かなり狙いが正確で、偏差で転がしたりもするなど、

  獲物に岩を当てる技術に長けており、

  馬車などの小回りが利きずらい乗り物にとっては天敵であるため、

  一般的にも ” 岩転がし ” と呼称されるほどに知名度を得ている。




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