第3話「生物」

 幼稚園児だった頃の話。帰宅するとテーブルに頂き物らしき箱。紙片には、


   生物につき、お早目にお召し上がりください――


「セ・イ・ブ・ツ?」


 この三角のオレンジ色のヒラヒラしたヤツらは生きているのかっ!

 驚愕、戦慄——。

 すると、母、


「それ、なまはしっていうのよ。京都のお菓子」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る