友達
三年生になりクラス替えがあった。クラスで仲良くできる子ができた。一緒に遊んだ。もう一人とはおうちにお邪魔して、勉強を一緒にした。それがとてもうれしかった。でも、そんなうれしい出来事はいとも簡単に崩れた。家が近く良く遊んでいたほうのミナが遊ぶときにノゾミを連れてきた。三人で遊ぶようになってすぐ、私が遊びに誘うとノゾミと遊ぶからと断られるようになっていた。その分勉強も一緒にしていたリオと頻繁に遊ぶようになっていた。このころからだったかな、原因不明の頭痛に悩まされ始めたのは。まあとにかくミオとの間に距離ができた。私はノゾミに苦手意識があったから「二人がいい」って言っちゃったのもあるんだろうけど。四年生になるころにリオの靴がなくなったりしていた。のちのち音楽室から出るところのバルコニーにあったんだけど結局犯人はわからず。担任に犯人見つけてほしいと直談判のごとくお願いしたけど大事にしたくなかった担任は結局そのまま放置。で、私はミオとノゾミが怪しいとにらんでいた。理由については申し訳ないけどきちんとは覚えてない。ただ日々のいろいろ、小さなことが積もりに積もった結果そう思ったんだと思う。とはいっても、私も真実は見つけられず、迷宮入り。その後五年生のクラス替えで三人とは別のクラスになって物理的にも距離が離れ、遊ぶことは極端に減った。
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