低品質なコンテンツ

アップデート

　一番はじめにパソコンが欲しくなって家電量販店に行き、これが欲しいと思ったのがSONYの小さなノートパソコンだった。

　蓋に小さなカメラがついていて、この小さなカメラで通信したり、情報を発信できるのかな、なんて思い、店員に聞いたところ、こちらのパソコンは中級者向けで、初心者にはちょっと難しいので、こっちのほうがいいですよ、と、NECのノートパソコンを勧められ、それを購入した。Windows95と98が混在していた頃の話である。

　それ以来、仕事が変わろうとも失業しようとも、パソコンがいつも側にある生活を送っている。当然、その使い方もそれなりにわかっているつもりである。携帯電話はdocomoであるのと同様、パソコンはやはりWindowsである、と、あいかわらず私の頭は硬い。

　こいつは数字が変わってバージョンアップしたり、アップデートをしたりと、日々進化を遂げている。時代毎にウィルスなども形を変えながら存在し続けているので、これは自動車がモデルチェンジを繰り返すが如く、仕方のないことなのだろう。

　私のパソコンには現在Windows11がインストールされているが、今回もまた、大きなアップデートがあった。ダウンロードして再起動して適用させるのに、かなりの時間がかかった。

　再起動後に使っていると、TeraPadというテキストエディタで不具合が生じていた。日本語を書くのに、私は左の上にある　半角/全角 漢字　のキーをよく使うのだが、これを使うと、文字が切り替わるのではなく、ソフトが落ちてしまう、消えてなくなるようになってしまった。

　早速調べてみると、一部の環境下で起こる症状らしい。解決策を見いだすのにちょっと手こずったが、とあるソフトを旧バージョンに戻すことで、この不具合はなくなった。

　パソコンはこんな風に、結構なレベルの面倒臭いことが時々起こる。今やパソコン同様にハイスペックとなり、日本全国の人たちに行き渡りつつあるスマホは、果たしてどうなのだろうか。みんな、使いこなせているのだろうか。故障はしないのだろうか。

　はじめて家電量販店にパソコンを見に行ってから25年以上が経過した今、相変わらずのアップデートの不具合を解消しながら、こんな事を考えていた。