大怪獣異世界に現わる ~雇われ労働にテンプレはない~
轆轤百足
設定
登場怪獣の設定
体高(触覚を含まぬ頭頂部までの高さ):約90メートル
全長:205メートル
体重:推定84,000トン
歩行速度:時速50~65キロメートル
エネルギー源:熱 電気
出現地:会津地方
《身体的特徴》
体色は黒みがかかった緑色で、表皮はややゴツゴツしている。
体型は非常にどっしりとしている。
背中側の首の辺りから尻尾の先まで二列の背びれが並び、頭部には角のような二本の触角が備わる。
四肢は太く発達しており、手は四本指で第一指が他の指と向かい合う形をしているため物を掴むことができ、掘削に適した鋭い爪が生えている。
肉体のほとんどが、未知の物質で構成されている。
《生息地》
決まって一定の区域にいるわけではないが、エネルギー確保のため高熱環境を好む(低温に弱い訳ではない)。
そのため地熱を求めて、地底深くに潜んでいることが多い。
《活動源》
電気で生命活動(筋繊維が電気的エネルギーを消費することで収縮する)しており、電流を直接吸収する以外にも熱を電力に変換する器官が体内に存在している。
体組織に膨大な電力を蓄えることで、無供給でも長期間の活動が可能。
《摂取物》
肉食性。
経口摂取された物は消化後、原子レベルまで分解され、それを再構成することで肉体を構成する物質や火炎燃料を生成している。
摂取した物質は無駄なく転化されるためか、排泄機能が存在していない。
《火炎燃料》
武器(火炎放射)として利用される高火力を発する特殊な火炎燃料は、摂取した物質や大気中に存在する炭素、水素、酸素を取り込み再配列することで生成したもの。作り出された燃料は体内に貯蔵される。
この燃料は固体のペレット状だが、液化させると体積が数百倍に膨張する。
《身体機構》
・細胞
現代の兵器が一切通用しない程に表皮は強靭で弾力にも優れ、さらに非常に高い自己再生力を持つため仮に負傷しても瞬時に回復してしまう。
凄まじい耐久力と再生力を持つため不死身と言える。
細胞内には活動源となる電力を蓄えておく特有の大容量蓄電体が存在している。
従来の生物とは違い表皮下には皮下脂肪ではなく、粒子を含んだ流動体(強い衝撃を受けると硬化する液体装甲)で満たされている。
・膂力
極めて筋繊維が強靭なため、とてつもない怪力を持つ。
巨大な建造物も単純な拳打や張り手だけで粉砕する程の威力がある。
自重の数倍の物を持ち上げる程に剛力だが、繊細に力加減できる。
・爪
非常に硬く鋭い。
骨格含めてセラミックに近い性質。
主に岩石を砕いての掘削に利用されるが、格闘戦で最大の武器になる。
・触角
角のような形状をしており、生物的器官でありながら
通常は後方を向いているが、戦闘の際には半回転し前方を向く。(透明怪獣ネロ○ガみたいな感じである)
人間には感知できない音波、電磁波、気流などを感知することができ、そのため目視しなくても広範囲の状況を知覚することができる。
集中すれば大気圏外の領域も感知できる。
・背鰭
体の中でも特に強度が強い部分で、蓄電物質が大量に凝縮されている。
背鰭一つ一つに、莫大なエネルギーが蓄えられている。
・
活動源である電力を生み出す発電器官。
熱エネルギーを電力に変換している。
全身から吸収した熱は血液を介して、この器官で電力に変換され活動源として体組織に蓄電される。この過程で血液は熱エネルギーを奪われるため冷却される。
現状の人類の科学では理解できない物質で構成され、内部構造も謎の器官。エネルギーの変換効率が極めて高い。
この器官の冷却能力を利用することで、熱核攻撃にも耐えられる。
《能力》
・高熱火炎
喉元付近の圧縮器官でペレット状の燃料を液化膨張、液化した燃料を限界寸前まで圧縮して口腔から噴射して着火する。
火炎は推定五〇〇〇度にもなり、強力で規模も凄まじく、広範囲が吹き飛び焦土と化する。
・生体高出力レーザー砲
体内に多数備わるレーザー発振器(生体光共振器)中のガス媒質を放電励起させ高エネルギーレーザーを発生、えられた多数のレーザーを収束させ触角先端付近から照射する。
触角先端付近に特殊な力場を展開することで、レーザーの軌道を自在に曲げることができる。これにより細かい射角コントロールが可能。
パルス連射、長距離狙撃などもこなせる。
レーザーは細身(径10~50ミリまで調整できる)ながら、かなり強力で高密度の対象も瞬時に溶断してしまう。
出力は調整可能で低出力でも容易に人体を焼き切る。
ガス媒質は還流し変換器官で冷却(熱は電力に再変換)される。
一度捕捉されると正確無比に照射されるため回避は不可能。そのため空軍力は完全に無力化してしまう。
・尻尾
長大かつ大質量のため強力な一撃を放てる。
渾身の力をこめると、尾の先端は音速を軽々と越える。
・バーナー
口腔から火炎を一点に収束して噴き出す、攻撃用ではなく掘削の際に地面を溶かすために使用。
お湯を沸かすのにも使える。
《……最後に》
生体機能から見るに、あまり効率的でない部分もある。
それはつまり、まだまだ成長や進歩の可能性や余地があると思われる……。
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