絶唱

久々にちゃんとした休暇を取った気がする。

いや、ほんとはお仕事しなきゃだったんですが、金曜夜に後輩に連れていかれたジムでスパルタトレーニング受けたら、全身動かなくなっちゃいまして、強制的におやすみせざるを得なかったんです、はい。

ということを、言い訳にして、今日日曜日はブックオフとコメダに行きました。ちょうど両者が併設されている地域で、お互いのレシートを持っていくといくらか割引になるんです。せっかくなので、コメダで遅めのランチを食べて、本でも読んで、ダラダラして筋肉痛を回復しようかなっていう魂胆です。


わたしは基本的にマ行からはじまる作家が好きなようです。宮沢賢治、三島由紀夫、水野敬也、村田沙耶香、そしてイヤミスの女王である、湊かなえ。

湊かなえは本当に毎回度肝を抜かれる。フラグは立てながら、最後の一ページあたりでどんでん返ししてくるやつ。すげーってなる。


今回ブックオフで手に入れた絶唱も、例に漏れずそうだった。登場人物はみな、トンガと阪神淡路大震災でどこかしらつながっていて、それぞれの主観で生きている。それぞれの視点で見ると、どの人のどの行動も正しいように見えるのだが、客観的にみるとどこかしら異常なのだ。湊さんのすごいところ。


コメダにいる間に半分、自宅に帰ってもう半分、読み切ってしまった。湊かなえ作品はだいたい、読了後に後味が悪いモヤモヤ感が残るものが多いのだが、今回はそれはなかったのでよかった。どんでん返しはあったけれど。


帰る前に、コメダのレシートで、ブックオフで本がもらえるとのこと。マ行ではないが、奥田英朗作品を手に入れた。時間があるときに読もうかな。

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