02 小さな命
――朝が来る 夜が去る 月が光を太陽へと受け渡し
――そして、時の奇跡が語るそれは
「小さな小さな命の物語 つたなくて たどたどしい 生編ゆむ軌跡」
私達は 小さな命
ひどく間違え 時に深く傷つけあう者達
だけど私達は信じている
だから理解し合いたい
だから繋がり合いたい そう思うのだ
私達は 小さな命
だけど その生をどうか 否定しないで
だから痛みを理解できる
だから正しさを求める事が 出来るのだから
――命の炎を燃やして 貴方 死も 過ちも すぐ傍に
――その腕でしっかりと掻き抱いて 不条理から奪われぬよう
「けれど、私達は決して忘れない。痛みが命を創りだしている事を」
「私達は生きている。ここに」
「……ねぇ、生きているよ」
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