『キャリー』

 またしてもスティーブン・キング原作の映画。


 ネトフリで『ホラー』で検索かけると『スティーブン・キング』多すぎる!!!

 多作で人気があるのはわかるんだけど、消費者的にはほかの人の作品もみたいんだな、これが。


 と思っていたら夫に再生されてました。はい、眼鏡かけて集合。


 今で言うところの陰キャなキャリーが最高にスプラッタな感じになる映画。←たぶん間違ってる。


 陰キャなキャリーは母によってある種の虐待を受けている。神への信仰を屈折した形で強要されているのだ。母はキャリーを産んだ時に殺そうとして殺せなかった過去を持つシングルマザー。


 そんなキャリーが真っ直ぐに明るく育つはずもなく、学校では常に教室の隅。プールの授業でもプールの隅。

 ある日、プールの授業のあと、ある事件が起きてキャリーは大きく傷つく。

 キャリーを傷つけた責任を取ろうと、学園のクイーン的存在のスーは、自分の彼氏にキャリーをプロムに誘ってくれるように頼む。

 一方、事件の際、キャリーをひどく虐めたクリスは虐めの責任から逃れようとし、プロム禁止の命令を受ける――。


 こんなに書きましたよ、あらすじ。

 だってすごいのはこの後なんですもの。

 実はキャリーは本編でも少しずつ明かされるのですが、念動力者なのです。


 さてさてさて。プロムはどうなるのでしょう!?


 娘に聞かれたんですけど、プロムはアメリカなどの高校卒業パーティーみたいなものなんですが、ヨーロッパでいうところの社交界デビュー、日本で言うところの成人式的要素があり、とりあえずまず相手がいなければ始まらない。男の子はタキシード、女の子はイブニングドレスのドレスコード。男の子は車で女の子を迎えに行って、女の子をエスコートするのです。


 間違ってたらごめんなさい🙏


 とにかくアメリカの人にとってはものすごく重要な行事であることは確かなんですよ。


 そのプロムがーーー!


 なんとよく見たらブライアン・デ・パルマ監督ではありませんか!?

『アンタッチャブル』で高校生だったわたしを痺れさせた名監督です。何回みたかしら?

 そのくせ『ミッションインポッシブル』は一作も見ていないという。トム・クルーズすきなんですけど、なんとなくあのシリーズは見たい気持ちにならないのです。不思議。


『アンタッチャブル』はマフィア映画ですが、あの有名なモンタージュのシーンといい、映画好きならぜひみてほしい、みておきたい映画です。

 ホラーじゃないです!


 キャリーはわたしが宮部みゆきさんの『クロスファイア』と勘違いしてたところが大きな誤解を生んで、後半、「なんでこんなんなってんのー!?」という映画でした。でもなぜか目が離せないの。撮り方が上手くて編集が丁寧にされてる分、見逃せない感が強いです。シーンとシーンの繋ぎが上手い。唖然としながらじっくり観てしまった。


 おすすめ度ですか?

 ホラー映画ファンなら観た方がいい。

 スティーブン・キングファンは観てください。

 たまにホラーを楽しむ程度でしたら、選択肢のひとつにどうぞ。


 とにかくスティーブン・キングは多すぎるんだ、という話でした。(そして恐らく映画だけではわからない部分が小説にはあるに違いない)

 続編があるそうですがネトフリにあるのかな? 今度みてみます~。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る