『デビル』

 キタ──ヽ('∀')ノ──!!

 M・ナイト・シャマラン監督作品!!

 シャマラン最高!!


 あの『シックスセンス』、『サイン』など数々の名作ホラーandサスペンスを作り出した監督の作品、ネトフリにて発見!


 すごい好きなんです。止められないこの情熱(笑)。大掛かりなところは無いんですよ、一切。渋い画面作り。そして怖いものは見えそうで見えない……。決してはっきりと見せないのでゾクゾクする。


 今回は『エレベーターの中の5人のうち、悪魔は誰か?』。


 誰か、と言われても……。

 興味が深まるばかりですよねー?


 その5人は、黒人のビルのセキュリティガード、黒髪ロングの裕福そうな美女、ハニーブロンドの少しヒステリックな老婆、よく喋るセールスマン、そして元海兵隊の男。


 話の始まりは、あるビルの窓を突破って自殺した人間がトラックの上に落ちるところから始まります。このトラック、なぜか少しずつ移動するんですね……。

 その事件の捜査に現れた敏腕刑事は、アル中で断酒90日。奥さんと子供を当て逃げで殺されて以来、酒浸りだったようです。

 そしてビルの管理センター。中には陽気な白人と、まだ経験が浅い、恐らくユダヤ教徒と思われる若者。


 そして、ビルの高層階に上るためのエレベーターに5人が乗ったことで物語は始まります。


 期待通り、エレベーターは事故を起こして突然停止し、中の5人はパニックに。

 なかなか開かないドアにイライラは募り、険悪ムード。

 管理センターとの交信は、なぜか一方通行。

 センターからの声は聞こえるけど、言いたいことを伝えられない。そして誰もペンを持っていない。電話のアンテナは1本立つか立たないか。


 セールスマンがペラペラと軽薄に話しだし、みんなイライラ。

 そんな時に停電。明かりが着いたり消えたり。セールスマンがおしりを触ったと美女は憤慨。


 そこまではよくある光景に見えたのですが!


 ユダヤ人の言葉。「自殺者が現れると悪魔が現れる」。画面に一瞬映る不気味な顔。そんなもの目の錯覚だよと笑う警備員。ロザリオを握って祈りの言葉を唱えるユダヤ人。


 自殺の捜査に来ていた刑事も加わり、状況を打破するため、警察、消防も呼ばれるのですが……。


 悪魔はいるのか!?


 皆さんね、アメリカとか行く前にカトリックやユダヤ教に改宗した方がいいですよ。悪魔はヤバいです。今回の悪魔はまだ規則に忠実でいいやつでしたけども、やっぱりお近付きになりたくない。


 娘が、悪魔のいない宗教を選べばいいんじゃない? 仏教とか、と言い出しましたがとんでもない。皆さん、小野不由美さんの『残穢』を読みましょう。仏教には悪霊がちゃんといるんですから。

 もしなんとなく仏教徒だとしても、異常なことが起きたらお寺にお話しに行ってくださいね(無駄な知識)。


 というわけで、悪魔は愛する人の前で咎人を裁くらしいので、物語のいちばんいいところはビクビクしながらご覧下さい。

 ただのエレベーターだと思ってると痛い目にあいますよ~。


 この映画で好きだなぁと思ったのは、作りがヒッチコックの映画に似てるところ。覗き見、密室。シャマラン監督はヒッチコックが好きなんじゃないかな? 『シックスセンス』や『アンブレイカブル』はハリウッドだなと思わせる派手さがありますけど、ほかの『ハプニング』や『ヴィレッジ』、『ヴィジット』などは画面構成が地味だけども現実に作られていて職人だなァと思わせられます。


 ヒッチコックも何本か、学生時代にハマって観たのもいい思い出です。


 では悪魔ものの好きな方にはぜひオススメということで……😈


 では四連休、もう一本くらい観れるかな? 観れたらご報告にまいります!

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