本編人気エピソードランキング企画
さて、今回は近況ノートにも書かせていただきました、本編の応援♡の数が多い、すなわち、読者様方のお気に入りだと思われる回のランキングをつけていこうと思います。
番外編書けよ! という方もいらっしゃると思いますが、試しにこういう企画をやってみたかったのです。
許してください!(笑)
選出基準についてですが、ただ多い回を並べるのではなく、読まれている数は少ないのに♡は多い、とか、周りの話と比べて♡が多いとか、そんな視点を混ぜた、厳密すぎないランキングにしようと思います。
さて、それではさっそく第5位!
◆5位 007 下校・不機嫌・抱きしめる
雪季と遥が、初めて一緒に学校から帰る回。
遥好き好きモードになりつつあった雪季が、自分を置いて帰ろうとする遥を追いかけるシーンが人気の理由だと、作者は思っております。
それから、帰宅後に髪を乾かす遥に、背中から抱きつく雪季。
仲直りして、よかったよかった。
このシーンも気に入っています。
雪季の魅力を二つのシーンで楽しめるというのが、この回をランキング入りさせたのかもしれませんね。
◆4位 038 本音・ちぐはぐ・その時は
これは納得のランクインです。私としては、ですが(笑)。
橙子が遥の恋愛恐怖症を知り、遥の苦悩を知り、それでもなお、想いを抑えきれずに謝りながら告白をする回、ですね。
橙子、頑張りました。
相談に乗って遥の力になろうとする姿と、遥が好きで堪らない気持ちが、読者様方に響いた、のだと嬉しいです。
作者としては、下のセリフが好きです。
「だから遥、よりによって今、こんなことを言う酷い私を許してくれ」
◆3位 032 ごめん・くちびる・頑張るよ
実は、作者はこの回が一番うまく書けた、と思っています。
遥の恋愛恐怖症を知らされた雪季が、遥に初めてキスをする回。このときはまだ、ほっぺたでした。
本作がラブコメから恋愛寄りに変化していく、そのきっかけになったと言えそうな回です。セリフが少なく、遥の心理描写と、しっとりした雰囲気を重視して書いております。
遥の恋愛恐怖症は本作の根底にある物語の軸のようなもので、主人公である遥がこれを乗り越えることが、この作品の終わりと同義でした。
「……待つから。遥が大丈夫になるまで、ずっと待つから」
◆2位 041 きらい・反省・ならばなぜ
結局雪季が最強なんだなぁ、と感じた回でした。
遥が橙子を抱きしめるところを見てしまった雪季が、都波の家に家出しました。
渋々でも面倒見のいい都波と、奔放でもどこか可愛らしい雪季の友情と相性の良さが表現されていて、作者としてはキャラ愛がより深まった回です。
雪季と都波が仲良くしてると、なんだかほっこりするんです。
そして一番反響があったのは、やはり、安心してベッドを転がり回る雪季の描写でしょう。
嬉しさと安心で思わず脚をバタつかせる雪季が、乙女で可愛いです。
それから、ひょっとするとすぐに仲直りできそうな二人に、読者様方も安心されたのかもしれませんね。
◆1位 033 理由・堪能・今のなし
圧倒的な♡数でトップにランクイン。
作者も納得の一番人気エピソードです。
3位にランクインした032の次の話というだけあって、少し失速する……なんていうことは全くありませんでした。
しかもこの二つの間には、ランク外にはなったものの人気を博した番外編032.5まで存在します。
おそらく、本作の勢いが一番あったのがこのあたりでしょう。
冒頭から終わりまで、ひたすらいちゃつきますが、最後には特にキュンとする仕掛けがありました。
雪季と付き合えない理由を、恋愛恐怖症だ、と言った遥。
それに対して、じゃあ治ったら付き合うのか、と遥に詰め寄る雪季。
遥が雪季に心を開いていることが、うっかりした遥のセリフから垣間見える、ほっこり、そしてキュンとする回でした。
雪季の可愛さもこの時がピークかもしれません。
「遥、私のこと好き?」
「好きじゃない!」
「嘘!」
「嘘じゃない! さっきのは言葉の綾だ!」
「ずるいー!」
「ずるくない!」
さて、これにて今回のランキング企画は終了です。
自分の作品を振り返るいい機会にもなり、作品への愛がより深まったような気がします。
読者様方が読んでいておもしろかった企画かどうかはわかりませんが、やってみてよかったです。
もしよろしければ、読者の皆様の個人的ランキング1位のお気に入り回とかも、お聞き出来れば嬉しく思います。
それでは、次回からまた、番外編に戻りますので、これからもよろしくお願い致します。
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