第四詩 懺悔

君が好きだ。そう言う彼女はいつも笑っていた


君を愛している。そう言う彼女はいつも僕を見ていた


結婚しよう。そう言う彼女はいつになく微笑んでいた


ああ、そういえば最初に告白してきたのも彼女だったなあ


僕は言う。


君が好きだった。彼女は微笑んだ。


君を愛していた。彼女は微笑んでいた。


君と結婚出来て本当に良かった。微笑んだその顔はもう動くことは無い。


涙と共に溢れ出る愛の告白じゃ時は戻せない。


ああ、もっと伝えれたら良かったのにな。






馬鹿だな。




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