第6話 曹洞宗の道元の万事を休息すについて考えたこと

実は最近入院していたんですが、その時に中学生が感動したブッタの言葉という本を

読んでいました。その時にその本の何をやってもうまくいかない時はどうしたらいいですかという質問に対して 万事を休息す という言葉が書いてありました。

その言葉の意味は 何をやってもうまくいかない時は じたばたするほどかえって悪くなるだけだから 今手掛けているいろんなことをいったん休んでリセットするのがいい というものでした。

そこで自分が思ったのは 何をやってもうまくいかないというのは お金に関することだったら 確かに静かにして 様子を見るのがあっているということを聞いたことがあります。

しかし、自分がお金以外の何か成し遂げたいものがあるときはどうなんだろうと思いました。

例えば幕末の侍だったら 自分が死ぬことさえも日本や侍の歴史の為に悪いことではないと考えた人もいると思います。

あるいは 戦争が起こっている地域の地雷を撤去する人のことも自分の生死についてさえも普通と違う考えがあると思います。

あるいは画家のゴッホは生前のゴッホは全く絵が売れなかったといいますが、あきらめないで絵を描き続けたから、ゴッホの死後に絵画の新しい歴史ができたと言えます。

自分がそういうことから考えたのは いったん思考を止めて無のような状態になり、冷静に自分の意志や状況を考えることができれば別に休まなくてもいいんじゃないかと思いました。

そうして 冷静に考えたときにお金のことだったら、確かに静かにしたり、今は世の中に打って出るときじゃないという判断もあり得ると思います。

ただ お金以外の事の場合は必死にじたばたしたりしても間違いじゃない時もあると思います。 

だから自分は 万事を休息す という曹洞宗の道元の言葉は 

一瞬でいいから頭を無の状態にして 冷静になって 

次にすべきことを見極めろという意味だと 自分の入院を通して考えました。

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