1『連帯に勝るものなし』
あいつは怒鳴る「なぜできない!」
それは彼を貶める
彼はドレイに成り下がる
うなだれ打ちひしがれる
しかし風が、髪を巻く、激しきつむじが
火種に吹き、燃え上がらせ、前を向かせる
彼はデスクを立ち上がる
誰も首を振らないが
彼は決して屈しない
議論こそ我が糧
たとえ風が、向かい風が、吹きつけようとも
進め君よ、立ち止まるな、手を取るのだ
彼は拳を握りしめ、腹を割って話し合う
やがてみんなが気付きだす
あいつの秘密の暴虐を
風は吹く、打ちつける、我が連帯
しかし我が腕(かいな)は固く結びつく
さあ立ち上がれ我々が我が持ち場より立ち上がる
道にはためく赤黒旗
出てけ暴君けり飛ばせ
風は止まぬ、決して止まぬ、勝利の日まで
進め君よ、立ち止まるな、手を取るのだ
進め君よ、前進せよ、固き連帯のもとで!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます