変態

彼女は変態と呼ばれていた。

変態は卒業文集にこう書いた。


「この三年間ありがとう。おかげで最低な体験をいっぱいできました。

 私は確かに変態だってことが最近やっとわかった。みんなの言うとおりだった。

 でもどうして変態でいけないのですか。

 ちょっと人と違っているだけじゃない。

 性癖が違っちゃいけないの?

 みんなだってセックスしたいとか思うでしょ? 私と同じじゃない。

 私が変態だって言うならあなたたちも変態ね。

 所詮みんな猿なのよ。

 みんな死ね死ね、私を変態扱いする奴はみんな死ね。」


彼女はますます変態扱いされるようになった。

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