空の広さに私は悲しむ

地上の狭さに私は怒る

どこまで行っても人は居る


一体どこに楽園があるというのか!

空、しかし空はあまりにも遠かった、

茫漠としていた、手をかざしても遥か彼方……


人々は皆仮面を被り穏やかに過ごす

深い絶望を染み渡らせながら

最後の審判を待つしか無い


しかし見上げれば、そこには最上の天国がある

憧憬すればいい、私たちは、

あの水色の大地から生れ落ちてきたのかもしれないと

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る