第8話 てぃーだぬ光の下で
えー、これはタヌキとオオカミです!
今回は変則的に二匹の動物に例えてみました。
もし自然界でタヌキとオオカミが実際に出会ったならば、きっとオオカミがタヌキを食べてしまって、それで終わりになるのでしょう。異種間の友情……なんてのも時にはあるようですが、それは特殊なケース、例外です。
しかし、彼らが仲良く暮らせる世界も実は存在するのです。
それは――占いの世界。
そう、動物占いというやつです。
動物占いにおいて、タヌキとオオカミの相性は良いです。といっても最初から上手くいくといった感じの相性の良さではありません。
最初は反発から始まります。
まじめで人当たりが良い人気者のタヌキをオオカミはまず拒絶します。しかしタヌキが歩み寄り、オオカミの性質を理解したなら、彼らの関係は徐々に良いものなっていくのです。
そしてタヌキがオオカミを支えることで、理想的な関係が出来あがります。
素敵ですね。
この物語がどういった方向に進むかどうかはまだわかりませんが、とりあえず主な二人の登場人物をそんなふうに例えてみました。
ちなみにわたくしオーロラチンパンジー、動物占いでは「ペガサス」になります。
つまり私は、現実には存在しない空想上のチンパンジーなのです。
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