十三章から十八章までの登場人物②
注 年齢や考えは、猫歴二年、十一月後半現在を表記しています。
書き方をこだわったのでPCでは読み易いのですが、スマホの縦読みだと読み難いです。横画面でページを見れるように変更したら、機種によっては奇麗に読めると思います。
~ 日ノ本 ~
黒船来航を迎えなかった日本。そのせいで文化の発展は遅れるが、独自の発展をして、明治から大正時代の文化水準にまで追い付いている。
☆ 京 ☆ 日ノ本の首都。明治維新のような事はあったが天皇は江戸に移住
しなかったので、その頃から首都は変わっていない。一番栄えて
いる場所ともあり商品と人が集まるので、いつもにぎわっている
人種は、人族、キツネ耳、タヌキ耳。ただし、後者のふたつは変
化の術で二足歩行のキツネとタヌキになって歩いている。
天皇家
悠方天皇 日ノ本の元首。両親を早くに亡くし、幼いながらも天皇の職務を
ヒサカタ 全うしている。6歳とは思えないぐらいほど立派に見える時もあ
テンノウ れば、6歳とは思えないほどませている男の子。主人公からは
「ちびっこ」「エロガキ」「陛下」と、その時々で呼び方が違う
玉藻 天皇の名代として天皇家を支える九尾の狐。悠方天皇の要望に応
タマモ えて、キツネ耳ロリ巨乳の姿をしている。日ノ本最強ではあるが
魔力濃度の低い場所で暮らしていたせいで本来の力に遠く及ばな
いから、主人公と同程度の強さしかない。ただ、魔法で大きく劣
るので、主人公には負けてしまった。
お玉 玉藻の娘。四尾の白いキツネで、京№2のスレンダー美人。玉藻
の家系だけは獣の姿で生まれ、変化の術で人の姿になっている。
現在、名代の引き継ぎ作業をしているが、悠方天皇のセクハラが
酷いので、代わるのはもう一代待って欲しいと思っている。
おりん クノイチ。玉藻直轄の部下。主人公を見張っていたが、イサベレ
に見付かったので上司を呼び出した。実は上司はお玉。お玉の初
登場シーンは男の忍びの姿で、イサベレの目を呪術で欺いた。
平賀家
平賀 源斉 平賀家当主。無駄にマッチョな男だが、大天才。自力で水素エン
ヒラガ ジンを作っていたところ、主人公に出会って方針を転換。現在は
ゲンサイ リチウムイオン電池を作っている。
奥さん 源斉の妻。平賀家婦人会を束ね、実質的に平賀家を支配している
ただ、男どもは勝手にツケで購入して実験を始めたりするので、
いつも家計は火の車。現在は主人公と出会って改善して来たよう
だ。
平賀 里与 時計台の館長。見た目はケバいタヌキ女。平賀家に嫁いだからに
ヒラガ は盛り上げようと、マシンガントークで平賀家の歴史を語ってい
サトヨ る。
平賀 源外 源斉のご先祖様。玉藻の無茶振りで、ゼロからエレキテルを作っ
ヒラガ た大天才。ここから平賀家は、武家から発明家集団へと変わって
ゲンガイ いった。
京の人々
キツネ店主 日ノ本で唯一西洋の商品を取り扱う万国屋の店主。若いながらも
目利きのキツネ。堺で勉強したこともあり、ノリがいいので主人
公と意気投合。ただ、いまだに主人公は名前を知らず「質屋」と
屋号で呼んでいるから、皆も「シチヤ」が名前だと思っている。
角倉 厳昭 京一番の大店の大旦那。細身のキツネで、グレーな商売までなら
カドクラ 手広く扱っている。主人公と出会って、さらに売り上げが伸びて
ミネアキ 笑いが止まらないようだ。
桔梗屋 利兵 京で二番手の大店の大旦那だった。主人公の持っていた国宝を狙
キキョウヤ ったが為に捕まって、裏の悪事が出るわ出るわ。極刑に処され、
りへい 店もお取り潰しとなった。
キツネ親分 京の裏を取り仕切っていたヤクザ。金払いのいい利平から仕事を
受けたが為に、鴨川で主人公に埋められる。体も大きく強面のキ
ツネだが、割と人情深いからか、人殺しまではしていなかったの
で極刑は免れた。
三平 厳昭の店で働いていたキツネ耳青年。利平に情報を流していた事
がバレて、せっかんを受けてからクビとなった。
永井 尚之 京にある五条城のタヌキ城主。江戸から出向し、徳川の名代とし
ナガイ て天皇家と関わっていた。実際は天皇家の見張り。徳川の威光に
ナオユキ そぐわない事をしたならば、その都度報告している。主人公をナ
メたが為に強制送還の後、幽閉されていたが徳川と和解となった
事もあり、恩赦で隠居の身となった。
タヌキ奉行 京の奉行所のトップ。元は江戸の武家タヌキだったので江戸に戻
りたいが為に、城主に取り入ろうと賄賂を送っていた。その金も
利平の賄賂。二人で持ちつ持たれつ悪事を重ねていたので極刑と
なった。
ちょんまげ 奉行所で外回りを担当していたが、タヌキ奉行が捕まってからは
タヌキ 代理で奉行をしている。元々少しの間のつなぎだったらしいが、
部下からも信頼厚い事もあり、天皇家ではそのまま任命しようか
という話が出ている。
キツネ女将 池田屋の経営者。中年女性らしいが、キツネではわかりかねる。
主人公が泊まった時にお世話になった。現在は、お春から届く手
紙を楽しみにしているが、時々主人公が届けて行くので、本当に
王様なのか疑い始めている。
お海 京より日本海側の漁村で暮らす女性。村長の孫で、仕事の忙しい
両親の代わりに村長代理をする事がたまにある。ここは主人公が
日ノ本に着いて初めて接触した漁村で、黒い野犬を貰ってからバ
ブル到来。また主人公がやって来ないかと、村民一同、毎日西の
方角に祈りを捧げている。
☆江 戸☆ 日ノ本で二番目に栄えているが、武家社会なので規則が多く、人
が多い割には静かな城下町。人種は、タヌキ、タヌキ耳が3分の2
を締め、残りは人族。江戸城に近付くほどタヌキが増えていく。
ちなみに家康の子供以外は獣の姿で生まれず、タヌキ耳で生まれ
て来る。
徳川 家康 元将軍で隠居の身といいながら実効支配している。政治力だけで
トクガワ なく、腕っぷしも東最強。普段は5メートルもある五尾の白タヌ
イエヤス キで二足歩行しているが、本来の姿は四つ足になっただけでさほ
ど変わらない。ちゃんと人型に変化すると、教科書に出て来る徳
川家康になる。主人公が現れて共通の敵が出来たので、玉藻とも
和解して日ノ本が一つにまとまった。
徳川 秀忠 現将軍で家康の傀儡。主人公にボコボコにされてから、鍛錬に励
トクガワ んでいる。家康が江戸を空ける事が多いので、ようやく自分に任
ヒデタダ せてくれるようになったと喜んでいる。しかし、家康が主人公の
事を楽しそうに話すので、嫉妬心が出ているようだ。
人斬り伊蔵 江戸を騒がせた辻斬り。元々は徳川十本刀の一人であったが、厳
イゾウ しい規律に嫌気が差して逃げ出した。それからは神出鬼没に人斬
りを楽しんでいたが、主人公に負けて御用となった。徳川の恥と
いうこともあり、すぐに打ち首となって他界している。
大将 寿司屋の経営者。天皇家御用達の高級店なのだが、超高級魚を持
ち込むと本来の江戸っ子が表に出て来る。もう金を払わなくてい
いから、主人公に来てもらいたいようだ。見た事もないネタが手
に入るから……
あんちゃん ラーメン屋台の店主。美味しい麺を作ろうといろいろ試した結果
自力でラーメンを生み出した。出資してもらっても関西にツテが
なかったので、主人公が万国屋に話を通しておくと言っていたが
忘れてる。
~ 関ヶ原出場者 ~
☆西 軍☆ 人、キツネ、キツネ耳 タヌキ、タヌキ耳、男、女、なんでも御
座れ。京だけでなく、地方にも声を掛けて有力者を集めていた。
それだけ差別が少ないので、外国人を使う事にも抵抗が無かった
ようだ。
貴花田 若い巨漢のタヌキ力士。京で主人公を蹴飛ばした事で知り合う。
タカハナダ 相撲対決の副将として出場し、西軍の関ヶ原出場者の中で唯一、
三連勝を飾った。現在は主人公の言葉を励みに猛練習している。
植芝 守平 合気の達人。という噂で玉藻がスカウトして来たが、ウソがバレ
ウエシバ て逃亡。現在は、弟子である自分の息子と共にひっそりと暮らし
モリヘイ ている。
キツネ巫女 若い白キツネ。呪術大会に出場できるという事は、日ノ本では天
才の一人に入る。でも、西の地ではDランクハンター止まり。控
え席で尻尾をフリフリしていたので、モフモフにあまり興味の無
い主人公も辛抱堪らなくなって撫でていた。
その他 キツネ侍、キツネ神職、タヌキ侍、タヌキ神職、人間侍、人間神
職、ダンサーの皆様、その他の皆々様……おつかれっした~。
☆東 軍☆ ほとんどタヌキ。マレに人間。タヌキは茶色以外にも白や黒が居
るが、徳川本家以外は変化しているだけだから強くはない。江戸
以外の祭りの踊りは、関ヶ原の為に江戸に住むタヌキ女が猛練習
して挑んでいる。
千代の富士 筋骨隆々のタヌキ。相撲を愛し、自分にも他人にも厳しい。名前
チヨノフジ と姿から本物を想像させるが、主人公からベアーとあだ名を付け
られる。現在は、貴花田の挑戦を楽しみに待っている。
巨漢タヌキ 貴花田のライバル。星の取り合いも同数だが、最近の貴花田の成
長が著しいので、必死について行っている。
タヌキ力士 巨漢タヌキより一回りデカイ力士。口が悪く態度も悪いので、主
人公に負けてから本当に千代の富士にマゲを落とされた。現在は
反省し、十両からやり直している。
雑賀 孫次郎 日ノ本一の鉄砲の名手。主人公の暗殺に失敗し、徳川から忘れ去
サイガ られていたので、猫の国に連れて行かれる。現在は家康の帰還と
マゴジロウ 共に江戸に戻り、最愛の妻と再会した。
雑賀 孫三郎 日ノ本二番目の鉄砲の名手。残念ながらエリザベスとルシウスに
マゴサブロウ 殴られて、発砲すら出来なかった。
その他 十本刀、タヌキ侍、タヌキ神職、ダンサーの皆様、その他の皆々
様……おつかれっした~。
~ 関西のとある田舎 ~
後藤 銀次郎 道場の師範。長い白髪を後ろで束ねた老人。主人公の世界の祖父
ゴトウ と同じ顔なので驚いていた。性格も剣の腕もそのままだったので
ギンジロウ 意趣返しが成功したその夜は、主人公は死ぬほど喜んでいた。現
在は、鉄之丈が貰った【黒猫刀】を使って稽古に励んでいる。
後藤 鉄之丈 後藤家の長男。12歳前後の少年。主人公の子供の頃にそっくりな
ゴトウ 子供だが、認めたくないようだ。元々稽古嫌いであったが、主人
テツノジョウ 公に叱責されてやる気スイッチが入った。現在は、【黒猫刀】を
銀次郎に奪われたから竹刀を振っている。
後藤家 祖父、祖母、父、母、長男、次男、三男、長女、次女の9人家族
元々は武家だったが、時代の移り変わりで農家に転身する。祖父
が剣術指南役だったため道場経営もしているが、ド田舎では人が
集まって来ないようだ。
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