第10話 超高速【スカル】ーそのスピードに着いてこれるか?ー

「今、我々ノ最大ノ障害デアル、魔物ヲ葬リ去ル錬金術師ファウスト。断罪ノ炎デ悪ヲ焼キ尽クス使徒アパスル。雷牙ト言ウ名ノ天罰ヲ下ス銀狼エクト。非常二厄介ナ存在……早急二始末シナケレバ我々べリアル二未来ハ無イトイウ事カ……」


オーディンが自分達べリアルの将来を心配するが、そこでオシリスが提案する。


「今マデ、人間ノ血ヲ1番集メテイタ、トラロックガイナイ今、賢者ノ石ノ精製ガ遅れレテイルトイウ事。ソレデダ……」


この場にいる神族の全員がオシリスに注目し続けてオシリスは言った。


「フォルトュナ、ノルン、ヴィシュヌノ3人ハ人間ノ魂二乗リ移リ3人デ行動シツツ人間ノ血ヲ集メロ。タダシ、若クテ女ノ血ヲ集メル様二シロ。」


「「「ハッ!」」」


すると、オシリスの命令を聞いた後、フォルトュナ、ノルン、ヴィシュヌの3人はこの場から立ち去り任務を実行する事になり、そして会議に残ったのはオシリス、オーディン、アナトの3人となる。


「精霊族ト魔族ト違ッテ俺達、神族ハ人間ノ魂二入リ込ンデ、人間トシテ活動ガ出来ル事ダネ。」


アナトが神族が今までのべリアルとは違う事を説明してから次にオーディンが説明し始める。


「そして、鬼神族、三幻魔二限ッテハ人間ノ姿二ナレル。ソシテ、人間ノ姿ダト仮面ノ戦士、断罪ノ使徒、雷牙ノ銀狼ハ見付ケル事ハ出来ナイ。」


そして、嬉しそうにオシリスが言う。


「俺達べリアル……イヤ、神様二楯突ク事ガ、ドンナ二罰当タリカ教エテヤロウジャネェカ……」


オシリスはニヤリと笑い何だか楽しそうな様子。するとアナトがオシリスに近付いてきた。


「ねぇ、オシリスサン!」


「何ダ?アナト。」


アナトは少し間を置いて答える。


「アノ3人、俺ガ始末シテ良イデスカ?」


「アァ、別二構ワネェヨ。アナト。」


「良インデスカ?コンナ二、アッサリ了解シテ?」


「アノ3人ガ消エレバ、俺達べリアルトシテハ、1番都合ガ良イダロ。」


「ソウデスカ。ンジャ、アノ3人ヲ始末シニ行ッテキマスネ。」



アナトもその場からファウスト、アパスル、エクトを始末する為に去って行く。

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