第6話 念術の堕天使-コノ世ノ支配-

「俺ノ名前ハ、ハヌマーンだ。オ前等ガ、仮面ノ戦士に断罪ノ使徒カ?」


少し薄気味悪く笑いながら問いかけるハヌマーンというべリアル。


「どうやら俺達の事を知ってるみたいだな祐司。」


「有名人になると色々と苦労するんだね大翔。」


「そうそう。有名人は辛いね~。ダビデ来い。」


「正体バレると誤魔化せないし~。マーレ来て。」



俺はファウストグローブを手に嵌めて腹部からファウストバックルを出現させる。祐司もアパスルバックルを腹部から出現させている。


「「行くぞ!べリアル!」」



俺はファウストフォンを開き、CLEARボタンを押し、さらにENTERボタンを押した。


【Standby OK Master】


ダビデの機械音が鳴る。


「変身!」


掛け声と同時にファウストフォンをファウストバックルに入れる。


【Wake Up Change】


ダビデの機械音と同時にファウストに変身する。



次に祐司はアパスルフォンを180度に開き織り込んでCLEARボタンと、ENTERボタンを押す。


【Are You Ready? Master】


マーレから機械音がなる。


「変身」


更に銃身を差し込んで、最後にベルトの右脇に入れた。


【Wake Up Change】


マーレの機械音と同時に祐司はアパスルに変身した。


俺は両手の掌を合わせて左の手首の甲を添える。


【Reft Arm Blade】


ダビデの機械音と共に左の手首の甲から剣の刃の部分が出てくる。


祐司は銃のグリップのボタンを押し始める。


【304 Sword Ready】


304とボタンを押し、機械音が鳴った後、銃身を逆手に持ち、銃口から細長い剣が出てきてアパスルは剣を逆手に持った状態にする。


俺はハヌマーンに駆け出し、刃を切り付けた。ハヌマーンは避けたが、かすり傷を負う。


「フゥ~…中々ヤリマスネ…」


余裕の表情のハヌマーン。


「俺が居ることも忘れるなよ。」


ハヌマーンの後ろから祐司が背中に切りつけるとハヌマーンは祐司が攻撃してくるのを解っていた様に軽々と避けた。


「モチロン、オ前ノ事モ忘レテイナイ。」

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