第5話
わたしは夢で見たことがあります。
何も知らないワークスペース、だけどそこにはわたしの記憶が絡んでいたので、似たような職場で働いて朝起きたときには汗をかいていました。
そこで働いたのでしょう。
たまに、全く知らない映像を夢に見ます。まるで七色にひかる川を、危なかしげにイカダのようなものに乗り、やがて案内人のようなものに促されて堤防内の陸地の路地を歩いて端目に店を見ようとしました。
存外にここにあるものとは違いなさそうだが、やはり行ってみたいと思いました。
わたしはイカダで下った分だけを川の堤防沿いを歩いて元の居場所に戻りました。
そうして三人の男は目覚めて理解しました。
矛盾とは自然であり時の流れ、です。
そして何よりそれは大きいものにとって正しい。また特に素晴らしい真珠のような心を持つものには特別な報酬を得られるだろう。
だれも太陽に値段をつけたものはないが、不思議と太陽に生かされて感謝している人は多い。
わたしは三人の男が心臓や、たまに頭に登ってきてひどい頭痛する。
胃に降りて吐き気がするかと思うと
急に足の裏や足の甲、指先にも痛いことがある。
戦争で撃たれて銃で脳を撃ち抜かれた男、また、それを自分の銃で覚悟を決めて引き金を引いた若者。そして今は時代の狭間でぬくぬくしてるオレ。
生きることも大変さ。
特に現代社会では、必死に今を生きている。
神のピストルを早くわたしの痛む脳みそにぶち込んで欲しい。
彼の裁決ならばいつだって受けるさ。
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