応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第3話への応援コメント

    2、3話を拝読させていただきました。ネタバレを見ても問題なく本編を楽しめる人間ですので、ピクシブ百科事典等で黒かばんさんの予習をしてから読ませて頂いております。

    キンシコウは自分自身をフレンズだと思い込んでいたのですね。自分という存在自体の裏切りは空恐ろしいものです。それと、一度野生が覚醒したのにも関わらず、再度彼女が意識を取り戻し人の思想、認識上の枷を与えられた説明として、新たにヒトのコピー(ヒトのフレンズと同じ存在でしょうか)が生まれたことで消えた認識が復元されたというものはなかなか納得がいくものでした。「2000年」、それと「バスとは違う乗り物」という単語が登場している以上は、新たなヒトのフレンズは「けものフレンズ2」の”彼女”と考えて良いのでしょうか(違っていたら申し訳ありません)。
    また、特にセルリアンハンターとしての矜持を持つフレンズとしてのキンシコウと、あくまで本能を追求したがる獣としての彼女がせめぎ合う描写が興味深かったです。黒かばんは彼女に対して新たなヒトのフレンズを殺し、再び野生を取り戻すのだと唆しますが、これにもぞくりと来る邪悪な思考が潜んでいますね。百科事典の方には彼女の性質は「執着」と「傲慢」だと記述されていましたが、何十年も(或いは何百年も)昔の口約束を守り彼女の前に姿を現わす様子は、まさに前者からくるものでしょう。殺害を唆かすのは後者から来るものでしょうか。

    キンシコウがこれから、野生としての自分を選ぶのか、はたまた人間の枷のかかったフレンズとしての自分を選ぶのか、見ものです。

    作者からの返信

    ・コメントありがとうございます。
     
     フレンズとビーストが紙一重の存在ならアリかなぁと思いまして、納得させられて良かったです。
     はい、新たなヒトとはキュルルちゃんのことです。
     ヒトのフレンズというよりは、セルリアンの再現の力で本物と見分けが付かなく成ったヒトのコピーと解釈してます(なのでかばんちゃんでは起きなかったヒトの認識の復元が起きた)。
     元に成った子供は少年らしいので、作中でどちらの性別で扱うか悩み中だったりします。

     黒かばんは見事な位フレンズと相容れない考えの持ち主です、でも逆にそれに惹かれるフレンズもいるのではと思ったりします。
     時としてフレンズの在り方を否定しかねないポジションへの挑戦、実際ラストどうするか悩んでます。
     自分の実力で何処まで踏み込めるか分かりませんが、やれる所までやりたいと思います。

  • 第1話への応援コメント

    大上氏の「『けもの』の本能」は未だ読み終わっておりませんので少し躊躇いましたが、折角の図書記架様の新作ですので、拝読させていただきました。

    「プリンセス・ナンセンス」でも感じたことですが、独特の語り口が癖になります。この、体言止めのようで、それとは少し違う文末の切り方。今作においては、キンシコウがセルリアンを追走する際の疾走感をより高めているように感じられました。
    次話以降も楽しみにしております。

    作者からの返信

    ・コメントありがとうございます。

     地の文の書き方に関しては、気付けばこのスタイルに落ち着いたので自分でもなんて言うのか分からなかったりします。
     お猿としてのキンシコウを描きたいと思い書き始めた本作において、セルリアン追走シーンは獣らしい疾走感を出そうと意識した部分なので、伝わって嬉しいです。

     元作品の後日譚にあたる話として、次回以降もネタバレを含むので、その判断はTRAPPIST-1さんにお任せします。