第44話 小説家の才能とは物語を楽しんで書き、読者を楽しませること/弱者の8つの戦略

ライトノベル作法研究所

http://www.raitonoveru.jp/


小説の才能が有るか判断し開花させる方法

http://www.raitonoveru.jp/howto/h/sainou.html


才能に関するまとめ

http://www.raitonoveru.jp/howto2/sainou/09.html


 ここの記事が素晴らしいというか、才能についての考え方がとてもいいですね。

 

 『弱者の戦略』『一万時間の法則』にも言及されているし、僕はここで書いてきたことなどほんとど網羅されてる感じです。具体的なインタビューとか裏付け資料も揃ってますし。説得力ありすぎです。



 まとめると『才能のある人は小説を書くこと自体を楽しんでいて、栗本薫ではないですが、いつのまにか10万字ぐらい書いてしまう人』のことです。


 小説を書いて人に認められるという欲求がありますが、これはマズローの心理学でいう『自己承認欲求』といいます。


モチベーションアップの法則

http://www.motivation-up.com/motivation/maslow.html



 ランチェスター弱者の戦略の栢野克己氏も、このお話をフェイスブックなどでよくやってますが、人の欲求は「生理的→安全→社会的(仲間)→自己承認→自己実現欲求」と段階を踏んで満たされるという説です。


 僕がこのエッセイばかり更新してしまうのは、おそらく、アクセスを上げて、ポイント評価してもらう「自己承認欲求」を満たして→アルファポリスのビジネス大賞受賞などの「自己実現欲求」を満たそうとしてると思われます。


 小説家になりたいという人は、たいがい、こういう欲求段階にいると思われます。


 なんですが、ここでもうひとつ大事なポイントがあります。


 それは「読者をよろこばせる記事を書く」ということで、まず、読者(=顧客)の役に立つ記事、欲求を満たすことが大事です。


 このエッセイ読んでいる方は、時折、脱線して僕のしょぼい自慢話(泣)を聞かされてしまうのですが、それでも、少しは期待に応えられる話ができているので、それなりに読まれていると思われます。

 

 それができてはじめて、小説家(エッセイストですが)として人気が出ると思われます。

 

 つまり「小説家の才能とは物語を楽しんで書き、読者を楽しませること」であると言えます。


 読者を楽しませることができる分野に資源を集中して→自分もそれを書くことが楽しめてどんどん書ける→結果的に周りに評価され、自己実現もできるということになると思います。


 とはいえ、「小説家の才能とは物語を楽しんで書き」の部分も重要であり、10万字を超える作品を何本か書いているというのが前提だと思います。



 で、ランチェスター弱者の戦略には「7つの戦略」があります。


(1)『商品戦略』→何が書きたいのか?どんな小説で勝負するか?

(2)『地域戦略』→ラノベ、SF、ミステリーなどジャンルは何か?

(3)『客層戦略』→20~30代のラノベ読者?40以上の時代小説の読者?男性?女性?独身?既婚者か?子供向け?アダルト? 

(4)『営業戦略』→ツイッター、フェイスブック、ブログ、書店営業、講演会、海外営業?

(5)『顧客戦略』→読者対策、アマゾンキャンペーンや書店の特典、付録、限定版の発売。握手、サイン券とか。

(6)『組織戦略』→編集者さん、広告、出版営業さん、ファンクラブの設立などのチームの構築。ネットサポーターの組織化。マンガ化、アニメ化、映画化スタッフなどのチームづくり。

(7)『財務戦略』→ラジオ、TVCM、本の特典などにお金を使う?

(8)『時間戦略』→どこに時間を投入するか?週末集中?人の1.5倍の時間投入でその二乗の2.25倍の成果が出ます。働きすぎると疲労して逆効果になるので注意。


 これは出版社の広告、営業や編集者さんがやるような内容にも踏み込んでしまっていますが、最近は(1)~(5)、(7)とかの戦略については、小説家自身も編集者といっしょに相談しながらやってるのが現状です。


 企画書あげて→編集者さんのOK、出版会議OK→小説執筆という流れになるかと思います。


 このあたりの詳しい内容、事例については『弱者の戦略』(栢野克己著、経済界)を参照してみて下さいね。


九州ベンチャー大学/夢戦感.jp

http://yumesenkan.jp/



 実は僕がファイスブックでうじうじ小説を書けないでいたら、昨年末ぐらいに栢野さんからアドバイスもらいました。


「本っていうのは、小説の場合は新人賞に送りまくればいいし。無名の人間が本を出そうと思ったら、原稿書きあげて出版社に送ってしまえばいい。それでどこかに引っかかればいいし、それで出版できたら、手売りや書店営業、講演会開いてブログなどに書いて自分で売っていけばいい。原稿を書き上げもせずにうじうじしても仕方ないよ」と言われました。


 ほんと正論だしあたり前のことで、そういうことを、出来ることをすべてやって10万部ぐらいで、講演料がメインですが、いい時は年収2000万(サラリーマンなら1/3の650万相当)ぐらいだったそうです。会社にして節税すればもう少し多いかな。


 最初は兼業小説家を編集者からススメられるのは当然かもしれません。


 

 話を戻すと、自分が楽しむこと、読者を楽しませること、小説を10万字ぐらい何本か書き上げることを繰り返していくうちに、小説家は成長していくようですね。


 このサイクルを回すためには、何か自分が評価されるような分野を見つけて、そこに時間などの資源を一点集中で投入していくのがいいようです。


 何かのきっかけというか、何かに感激したり、逆に落ち込んでいたりして、自分を励ますために小説を書いたりするのもひとつの手段ですね。


 僕が毎年目標を立てたり、戦略を考えるのも、そういうきっかけを掴むためだったり、モチベーションを維持するためだったりします。


 そして、セミナーで仲間に会ったり、飲み会を定期的に開いて、みんなで目標について語ったり、成果を報告するのが習慣になっています。




 次回は江戸川乱歩賞の謎と小説家の生き残りサバイバル戦略について書きます。










(あとがき)


13冊目!!イーデスブックスの新刊「転生!シンデレラの拳 ~俺は拳で成り上がる~」を刊行!! 大幅加筆修正。フリーイラストのためにだ!

http://blog.livedoor.jp/naka773_aka/archives/8419025.html


イーデスブックス

https://ymato46cm.wixsite.com/edesbooks




 中七七三氏のイーデスブックスの快進撃を見ていて、この人、自分の作品だけでレーベル立ち上げるほどの小説書きの才能があるんだなと痛感しました。


 ここにきて、エロ系の小説を書けることが集客のキラーコンテンツになるという、インターネットの初期にもあった現象が有効というか、強みになっていくでしょうね。


 何となく面白そうな表紙というか、お話づくりが出来るのがいいしねえ。

 おお!ここに来てブログもいいし、一気に才能を開花させた感じですね。



 昨日、会社の先輩とここ4年間のエッセイとか、小説の話をしていて、やっぱり、この「戦略ノート」の電子書籍出そうかなということになった。


 WEBの無料エッセイ=「戦術、具体例」を書いていって、その「戦略編と」して電子書籍版を書くことにしようかと思う。

 結局、完全書下ろしで、それを創るために戦略ノートのハイライトをこうやって読みながら全体のまとめ、エッセンスを抽出していこうかと思う。


 第二弾は「マトリックス」だろうなあ(仮想通貨のようにロスチャイルドさんに目をつけられると潰されますw 実は、ロックフェラー、ソロス氏も参入でそろそろ上がり始めるかも)。


 ただ、当然ながら「カクヨム」の方が何故か読まれてるので、そちらが第二弾になるかも。


 僕個人の資質というか、小説より10倍売れそうなエッセイの電子書籍化、POD出版をしていこうかと思う。

 たぶん、僕もエッセイのレーベルを自分の作品だけで立ち上げれる資質はあるね。

 あとはやる気だけだ。


最近、そういうことやってくれる出版社や無料WEBサービスもあったりします。

http://blog.livedoor.jp/naka773_aka/archives/6378542.htm


 みかみてれんさんの13年の苦闘の末の作家デビューの活動報告を読んでたら、熱いねえ、やっぱり本を出す喜びというのを再確認しました。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/178437/blogkey/905249/



日々徒然日記 克全  自分の小説を、自力でプリントオンデマンド本と電子書籍にする事を中心に、日々感じた事を書いて行こうと思います。

https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/440166615


 こちらが参考になるでしょうね。

 刺激受けたね。



 小説は「人狼戦記~少女格闘伝説外伝~ 坂崎文明」をぼちぼちと更新してたんですが、意外と面白くなってきた。何か全体のお話はまだ見えなくて(徐徐に見え始めてるが)、個別の戦闘シーンだけなんだけどね。

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/455173336

 

ラグナロク 作者:安井健太郎

https://ncode.syosetu.com/n7906ee/



 こちらと十二大戦(西尾維新)の影響受けすぎだけど。

 技術的には最後に思わせぶりな文章を入れて何となく「引き」を意識して書いてます。

 エッセイだとちゃんと次回予告入ってるんだよね。



2018/4/14 3:28

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1004329


2014/02/09 06:59

https://ncode.syosetu.com/n4163bx/44/

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