第353話 9月といえば季節うつ病、「風の谷のナウシカ」「トトロ」「もののけ姫」の岡田斗司夫のジブリアニメの解説動画が面白い!
岡田斗司夫ゼミ9月2日号「大人のための『となりのトトロ』学入門!人類と戦争して滅ぼされたトトロ族、ネコバスの正体と水木妖怪との対決など、知られざるトトロの奥深さ」
https://youtu.be/tGLwfYZwTLw
岡田斗司夫ゼミ10月21日号「もののけ姫その1~知ったら見方が変わる3つの秘密。1. 腕の呪いの正体、2. 隠れたエロ描写と一夫多妻制、3. なぜあんなに美しいんだろう?」
https://youtu.be/7Npqxf4q0e0
岡田斗司夫ゼミ10月28日号「もののけ姫完全解説・後編~1.エボシとモロはなぜ憎み合うのか? 2.シシ神の正体とサンの嫉妬 3.宮崎の描いた共産主義コロニー」
https://youtu.be/cKrKFg-EcNk
岡田斗司夫ゼミ12月23日号「『風の谷のナウシカ』予習講座&英国式ホラー小説を宮崎駿のマンガ+プラモデルで楽しみ尽くす!」
https://youtu.be/E6ZAv6h5I_E
必見!ナウシカ放送前にこれだけはチェックしよう!
https://youtu.be/lZf1gmJ7T0E
岡田斗司夫ゼミ1月13日号「ブラナウシカ続き・OPに隠された風の谷の歴史~耳すまにも隠された宮崎駿のエロさ」
https://youtu.be/X8w7nRFGWiE
岡田斗司夫ゼミ1月6日号「ナウシカ特集~幻の王蟲ゴムマルチ・セル画初公開!冒頭18分でわかる風の谷の歴史」
https://youtu.be/sKAFIC1j-T8
岡田斗司夫ゼミ2016年7月10日号「風の谷のナウシカSP~宮崎駿・アニメで闘争を続けた生涯」
https://youtu.be/mWipw_HBJzU
9月になると季節うつ病になるのですが、岡田斗司夫のジブリアニメの解説動画が面白いので、永遠と観てたりして過ごしています。
その話をする前に、クリエイターとか、表現者に取っての自尊心の取り扱いについて思うことをちょっと書いておきます。
結構、ここで躓くというか、クリエイター向きの性格というのがあるんじゃないか?と思ったりします。
それで、昨日、BIGOLIVEというのを視聴してたんですが、某歌配信者の配信を視聴していて、うつ状態なので何もコメントできなくて、車運転してるし、たまに買い物で車を離れたりしていました。
で、僕はこの歌配信者のファンなのでスマホで録画してるのですが、買い物してる間に、誰もコメントしなくなって切れてしまって、「何で日本人コメントしないんだよ!」と言って、歌を配信しだしました。
この歌配信者の悪い癖なんですが、鼻水多くて、その日は不調で歌をあまり歌いたくないらしくて、コメントのやり取りを二時間ぐらいして、あと一時間ぐらい歌いたいということがしたかったようです。
そもそも三時間配信するのはBIGOLIVEの言ってる目標にすぎないし、リスナーもコメントするのじゃなくて歌配信が聴きたいだけだし、僕のようにいつもコメントしていても、都合でコメントできない時もあります。
実はこの配信者の性格の不安定さで、無言のリスナーを非難するコメントが繰り返されて、ストレスのためにコメントするリスナーが減ってしまっているのですが、単なる自滅でしかない。
コメントが途絶えた時間は数分だったのですが、歌配信なので歌を歌うのは当然だし、全て、この配信者の思い込みにすぎない訳です。
別のシンガーソングライターの配信者の方などは、無言になっても、丁寧に訪問者に挨拶したり、歌でも歌うかと歌いだしたり、トイレ休憩入れたり、いろんな対応をして凌いでいったりしています。
実は「誰も自分の配信にコメントしてくれない」という話は、他の人気配信者の所で愚痴って泣いている初心者配信者も同じことをいっていて、初心者配信者なのだから、コメント無いのは当たり前だしなあと思ったりします。
BIGOLIVEは元々、インドネシアか何かのアプリなので外国人も多くて、人気配信者も外国人ばかりと、何とかインドネシア語、タイ語、韓国語、中国語を英語などを覚えて対応しています。
そもそも、外国人自体がグーグル翻訳で日本語を書いてくれたりするし、グーグル翻訳で何か国語でもいける訳です。カタコトでいいし、挨拶だけでも、単語だけでも会話は成立します。
全てはその人の思い込みなんですよね。如何様にも対応策はありますね。
単なる自分の勘違いと思い込みで自滅する人が多いなあという印象です。
実はBIGOLIVEとか配信アプリって、視聴者ゼロでも80人ぐらい表示されて、この80人は実はAI視聴者らしいです。150と表示されても、70人視聴者がいるかというと違って、実は本当は数人から数十人にすぎない可能性が高いです。この辺りがライブ配信アプリの闇なんですが、150という表示は正確な人数ではなくて、ただの数値、目安なので、リスナーの数だとは限らないのです。そういう風に運営も言ってます。ただの目安だと。
自動作成されたAI視聴者がいるのは確定なんですが、視聴者の数がどの程度、数値に反映されるのかはブラックボックスですね。アプリによって違うようです。
そして、アクティブにコメントする人は十人にひとりぐらいしかいないのがネットの常識です。現実でもそうですが、10:1の法則ですね。
小説を書く人でも、感想が書かれない、誰にも読まれないとかいう人が多いのですが、確かにそういう状況はつらいと思う人は多いようです。
気持ちは分かるんだけど、そういうことを期待して文章を書くのは辞めた方がいい。
自分の自尊心を満たすために文章を書くのは何か違うのではないか?と思ったりします。
大体、こういう考え方してると、自然淘汰されて消えていく人が多いです。
「え?」って思う人もいるのですが、表現者は書きたいから書くのであって、それが評価されるかどうかは別問題なんですよね。
天才と呼ばれる人でも、一生、評価されずに死んでいった人は多いし、ゴッホの絵は生前に一枚売れただけ、宮沢賢治は評判は良かったが、お金になったのは5円(当時はそれなりの金額?)だけだったそうで、自費出版本が売れなくて、後で自分で買い取ったりしてます。
家が裕福で学校の先生などもしていたようで、父親が金持ちで食うには困らなかったそうで、そういう人がかつては芸術活動を支えていました。
昔は文章を書くなど、一般庶民はやらなかったんですね。
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フィンセント・ファン・ゴッホは19世紀のオランダを代表する画家で、天才であったことは誰もが
認めるところ。彼の画家としての才能を、疑う者など今日いたりはしない。
彼の真筆であることが証明できる絵であるならば、その価値は数十億円にもなろうというもので、実際に彼の著名な作品「ひまわり」をバブル期全盛だった頃に、日本の某生命保険会社が3992万1750ドル(当時のレートで約58億円)で購入したことを覚えている人は多いだろう。
だが、今日では信じられないことに、この彼の天才性はその殆どが死後になって発見されたものであって、よく知られるエピソードでは彼の生前に売れた絵はたった1枚だけであったという。
生前のゴッホ本人は、画家としては全く食えないのと同然の状態であったのだ。
幾度も映画化された海洋文学の金字塔、かの大作「白鯨」を書いたハーマン・メルヴィルは19世紀アメリカを代表する小説家であって、今やメルヴィルの名はアメリカを代表する文学者として世界中に知られるようになっているが、信じられないことに生前のメルヴィルはゴッホと同様に、作家としては全く食えていなかった男であった。
彼は出す作品がことごとく全く売れることなく、何の評価も得られないまま、全く無名の、一税関職員としてその生涯を終えた男だったのである。
(メルヴィルの作品がにわかに脚光を浴び始めたのは、何と彼の死後実に30年も経た後に著作集が公刊されてから、である)
メルヴィルの文才を疑う文芸批評家やアメリカ文学研究者など今日いない。
何が言いたいかというと、
「ゴッホやメルヴィルのような、死後100年の後までその作品が歴史上に残るような天才だからといって、生前に売れるとは限らない」
ということなのである。
「ついに最後まで売れなかった天才。その男テント」 - 情報部員、沢村の「(ラディカル)ヒューマニスト・リベラリスト」
http://sisyun-sawamura.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-f679.html
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こういうことで躓く人は非常に多いのですが、自分の自尊心の取り扱い方というのが課題になっていて、クリエイターは誰もコメントしなくても、歌ったり書いたりするものじゃないかなと思います。
僕の場合は自分の小説の続きが気になっていて、もう、こういう場面が書きたいというのがあるんですが、古代の丹波にあった赤い水の湖の成分は鉄なのか? それとも辰砂、つまり水銀朱なのかが気になって続きが書けないでいます。
ジブリの宮崎駿、高畑勲監督なども、アニメ映画を創る際に、結構、緻密に設定や構成を考えるようですが、当初、「風の谷のナウシカ」のラストでナウシカはオームという巨大尺取虫のようなものに跳ね飛ばされて死亡する予定だったそうです。
高畑監督とプロデューサーの鈴木敏夫に言われて、復活させてしまって、宗教映画みたいなったという風に、宮崎監督は嘆いたり、後悔してるそうです。
で、そのリベンジ、リメイクで創ったのが「もののけ姫」だったりして、全く同じ話の舞台を日本に変えて、物語のリアリティ精度を極端に上げて創ったようです。物語の構成が全く同じになってるんですね。絵コンテなのかに証拠というか爪痕が残ってたりするみたいです。
「風の谷のナウシカ」自体が、NHKのアニメだった「未来少年コナン」のリメイクだし、コナンの次回作のNHKのアニメ「海底三千里」(ちょっと正確ではないかも)という宮崎監督の企画が、庵野秀明監督の「ふしぎの海のナディア」になったのは岡田斗司夫のYoutubu動画を観ると分かってきます。
「風の谷のナウシカ」と「トトロ」の話は同じ世界観の物語で、「トトロ」を創って、「風の谷のナウシカ」のラストのリベンジで作ったのが、「もののけ姫」なんですが、「トトロ」と同時上映の「火垂るの墓」のリベンジでもあるそうです。
軽い気持ちで子供向けに創った「トトロ」に対して、高畑監督の「火垂るの墓」の圧倒的リアリティにショック受けた宮崎監督は、全く同じ話の舞台を日本に変えて、物語のリアリティ精度を極端に上げて創ったのが「もののけ姫」なんですね。
そして、この「もののけ姫」も実は本当は「アシタカ聶記 /せっき」(絵コンテや冒頭のアシタカ伝説の石の仮面、「アシタカ聶記」という久石譲の挿入歌の方に痕跡が残っている)というタイトルでアシタカが主人公なのに、鈴木敏夫の宣伝戦略で「もののけ姫」というタイトルに変えられて、何か話が分かりづらくなってます。
もののけ姫は活躍もするんですが、アシタカがたたり神の呪いを受けて、西方の大和の国に赴いて呪いを解いて二番目の奥さんであるもののけ姫に出会った時の冒険譚が「アシタカ聶記」なんですが、アシタカ伝説の石の仮面はひとつ目で、ひとつ目はたたら製鉄などの鉄に関わった部族の象徴だったりします。鬼伝説も製鉄と関係しています。
「もののけ姫」の舞台は岡山県、古代吉備の国ですが、温羅(ウラ)という鬼伝説があり製鉄民であり、桃太郎伝説の元になった話でもありますね。
この高畑、宮崎監督のライバル関係とか、鈴木敏夫の宣伝戦略などの謀略(ジブリを存続させるため)が面白くて、岡田斗司夫のYoutubu動画を観てるんですが、都市伝説ではなく、実際の証拠が絵コンテとか、鈴木敏夫のインタビューとかにあったりして非常に面白いです。
高畑、宮崎監督の映画には幾つもの語られない設定があるんですが(映画時間の都合でカット)、岡田斗司夫がいなければ、その謎は永遠に解かれなかったと思います。
新海誠の「君の名は。」の主人公の「三葉のお父さんも入れ替わっていた」という裏設定も、そう考えないと、三葉のお父さんが住民を避難させた理由が分かってこないし、たぶん、正しい推測だと思います。
そんなこと気づかない人も、映画の音楽で盛り上がって、ベタな感動物語で泣かせて人気になったんですが、分かる人には分かる裏設定が通には楽しめるという何重構造にもなってるんですね。
高畑、宮崎監督の映画や庵野監督の「シンゴジラ」なんかも、分かる人にしか分からない設定があるので、それを知りたい方は岡田斗司夫のYoutubu動画を観ましょうねというお話でした。
僕は裏設定語りたい派なんで、クリエイターとしては三流だなと思ってしまいました(泣)
この辺りの裏設定を語らずに、訳の分からない過剰な情報を映画に詰め込むと、消費社会で消費されにくいということに気づいたクリエイターが、押井守監督ですが(そういうことを語ってます)、庵野監督のエヴァンゲリオンも同じ構造で作品を創っていますね。
そういう作品を創ると、伝説の作品になって長く語り継がれることになります。
SPECなどを創ってる堤幸彦監督などもそうですね。
『君の名は。』これが本当のテーマだ~宇宙規模で見た七夕物語
https://youtu.be/By5S4g7zxts
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