第444話明けまして、おめでとうございます
明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年が明けた。昨日はめずらしく、家族三人で、夜中まで起きて、NHKのゆく年くる年を観た。夕食後、母が「今日は除夜の鐘を聴くんだ」といって頑張って起きていた。テーブルの椅子に腰掛けながら、こっくり、こっくりとうたた寝をしながら除夜の鐘を待つ。
紅白歌合戦を観ていたのだが、父がいつのもようにテレビに文句を言いながら見る。「近頃の歌手はどうも下手なやつばかりだ。曲も分けわからん」といいながらの視聴。
文句を言うのなら、観なければいいのではというと、「お前は分かってない」といいつつ、テレビを見る。よくわからん。
そんなこんなで、年を越した。ベランダの戸を開けると、ごーん、ごーんと除夜の鐘が響いている。ああ、新年が始まったか。うれしくなる。
母は耳が遠いので、「鐘が鳴ってるよ」といっても、聞こえない。なので、しかたなく、ゆく年くる年を観て除夜の鐘を聴く。
毎年、大晦日は早く寝ていたので、除夜の鐘を聴くのは何年ぶりだろう。ちょっと感動した。
小さい海老の天ぷらののった、年越しそばを食べつつ、新年を迎える。ああ、そば、体が温まる。
今年も一年、皆様もよい年でありますように。
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