第232話怖いもの見たさ

 たまに、たま~にであるが、YouTubeで禁断の検索をして楽しむ。「検索してはいけない言葉」だとか、「シリアルキラー」だとか、「都市伝説」だとかいう禁断のワードを検索して動画を見てみる。大抵は怖い映像が出てきて、観なきゃよかったと後悔する。この手の悪の魅力とはなんだろう。人間あまりにも平和に生きていると、恐怖という感覚を再確認したくなるのだろう。私の日常は平々凡々である。なので、たま~にこういう「悪」というものを垣間見たくなるのかもしれない。

 それにしても、世の中には変わった人がいるものだ。例えば、「シリアルキラー」で検索すると殺人者ばかりにスポットを当てた動画を作っている人がいる。気持ち悪くならないものだろうか。私はたまに、たま~にでいい。こういうものを観るのは、非日常を体験したいがためであって、これが日常になったらたまったものではない。

 どういう動機からこういった案件の動画を作っているのだろう。不思議だ。

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