第226話密

 さっきスーパーへ行ってきた。密である。ひたすらに密であった。

あまりの人の多さに入場制限しているのだが、入場を待っている人たちは密接して列をなしていた。後ろのおじいさん、私のすぐ後ろに立っている。皆がそうなので注意するわけにもいかず、もんもんとする。

 これでは緊急事態宣言の意味がない。三密がそろっているスーパーは皆が利用する。コロナが広まらないと考えるほうがどうかしている。何とか対処法はないものか。一つ考えられるのは、会社の休日をずらすという方法がある。現実的ではないが、これをすればスーパーの過密はだいぶ防げるだろう。皆巣ごもり消費でスーパーを大いに利用しているさなか、どうやって密を防ぐか。

 それにしても、皆すごい量の買い物をしている。外出を控えているぶん、家での消費が増える。当たり前のことだ。コロナがある程度は広がることを前提として社会設計することが当たり前の世界が到来するのだろう。

 集団免疫が広がってコロナの勢いが衰えるのを待つしかない。

戦いの日々は続く。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る