第184話同調圧力
同調圧力という名の本がいくつか出版されている。読まなくともだいたい内容が分かりそうなので買っていないが、この同調圧力、やっかいである。
もちろん、自分にもこの感覚は備わっている。同調圧力は社会を安定化させる働きもあるが、足を引っ張って出る杭を引きずり下ろすという悪魔の所業にもなりうる。
このコロナ禍では私としては良いほうに作用したような気がする。もちろん、自粛警察なるくだらない組織が発生したことはあるが、全般的には社会をコロナから守る働きをしたように感じる。
コロナ禍では、全体主義的な発想で社会が運営されることがなぜか効果的である。自由を尊ぶ習慣が強すぎると感染症を広める効果があるようだ。
同調圧力は普段はとてもいいものではない。しかし、コロナ禍では例外的に有効であると思う。コロナ禍が去った後に、同調圧力が弱まり、再び息のしやすい社会が到来することを願う。
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