第172話手ごたえのない読書

 最近、本屋で本を買うことがほとんどなくなり、キンドルでダウンロードして読んでいる。便利である。とても便利であるのだが、読み終わった時の充実感がいまひとつなのである。紙の本だと、どれくらい読んだかが厚みで分かるので一目瞭然だが、キンドルは突然終わるという感じだ。しかも読んだという実感というか重みがない。なので、最近読書をしたなぁという実感があまりない。

 とはいえ、それなりに読んでいる。本屋大賞受賞作、推理小説、対談、エッセイ、冒険小説。などなど読んではいるのである。しかし、この歯の浮いたような読んだ実感のない心もとない感覚はどうしようもない。だからといって紙の本を買おうとは思わない。もう部屋中本だらけなので、置く場所がないのだ。なので、キンドルで読書をまい進していく所存である。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る