え?僕が王様に?!……って、なんでぇ!なんで、追われてんだよぉ!!

はちゅねみく

第1話 プロローグ

毎日が退屈だった……。

何も無い殺風景な部屋のベットに転がって涙を流す。

『もうこんな時間か……』

また、学校だ。

いつもと変わらない朝。

いつもと変わらない痛い視線。

いつもと変わらない×××

毎日増えてゆくこの傷


こうしてボロボロになってく……


でも、今日は違った。

横断歩道が青になり、車が止まる。

だがそこに遠くから走ってくるものが…


トラックだ……


『信号無視か…最近多いなぁ。』


と、その前には親子が!


僕は、飛び出した。


身体中が生暖かい感覚に襲われる。



『母さん…父さん…これから初めて会えるね(ニコッ』



そこで意識は無くなった…。


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