遺書

白美人

恨み

私は死んでもあなたたちを恨みます。あなたたちは私を精神的にも肉体的にもボロボロにしてくれました。


家族も学校の人たちも、みんなで私をいじめました。


AちゃんとAくんなどから汚水をかけられたり、服を脱がされた裸にされた上に、服をボロボロにされたり。


他の子も便乗したり、見て見ぬふりをしたり。


私はお母さんの奴隷だから私立の学校に通って、Aちゃんたちに幼稚園の頃からいじめられて。


お母さんは服を買い直さないし、『自分のお金で服買えよ!お前みたいないらない子には服を買うもんか!』と怒鳴りました。


お父さんは毎日の夜に、発情期の獣みたいな汚い息を吐きながら、私に、お父さんの体から生えてる得体の知れない物を挿入しました。


初めてのキスと、初めての体験は大好きな人だったらよかったのに。 と、今でもそのことを思うと涙が出てきます。


私が妊娠した時は、無理やり中絶させられて。


憎きお父さんとの子でも、お腹の子が可哀想だから産んで、子供が出来なくて泣いてる人達にあげたかったのに。


お姉ちゃん達も、おばあちゃんおじいちゃんもみんな私を虐める。


私は毎日泣いて、とてもとても辛い日々を過ごしました。


少ない味方のBちゃんも、大好きなペットも、優しく接してくれた親戚のおばちゃんも。


みんなみんな、お前らに殺されました。


私はもう、自殺してこの世からいなくなりますが、亡霊となってお前らを殺します。


いじめの辛さも、中絶させられた時の悲しみも、大好きな人達が死んだ苦しみも、全部全部お前らに体験させます。


だから、覚悟しといてください。

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