一日が忙しい

朝、涼しい

日光が柔らかく、しかし肌には悪いらしい

昼、暑い

日光が地面を焼いて、熱を孕み蒸し焼きにされる

夜、涼しい

街灯の明かりが頼りなく漂い

車のテールランプが忙しない

去年はどうだったのかさえ思い出せない

それぐらい一日は忙しく、どうでもいいのだ

こんな中途半端で記憶に残りそうな気候の時期でさえ、ニュースの「去年と比べて」という台詞で「そうだったけ」なんてほざくのだ

季節の変わり目、それは九月

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