第16話リョー

「ちっ、あーあバレちゃったか。」

声のする方に振り返ると一人の男が立っていた。

「リョー.......」

ミューの顔はいっそう険しくなった。

「リョ、リョー様」

アオは、怯えた顔で下を向く

ちょうど店を出て2人を見つけたミズキは、何かを察しながら近ずいた。

「久しぶりだねミュー♪」

リョーと呼ばれているその男はミューを見るなりとても嬉しそうに話しかける。

「なによ」

とても嫌そうに応答する。ミュー

「どうしたんですか?ミューさん」

ミズキはその空気に耐えられなく話しかける

「大丈夫何も無いから。」

ミューは、いつものように冷淡だからどこか怖いそんな口調だった。

「この人誰なんですか?」

「黙りなさい」

ものすごい怖い口調で言うミューに驚きだった。

「まぁまぁ、こんな所ではなんだ。家に来なさい。」

優しい笑みを浮かべミューに手を差し出す。

その手を払い嫌々ながらついていく。

町を抜け中心部から離れたところへ来た。

「あと少しだよ。と、それよりアオバレるなんてつかえねぇーな、」

突然の、変わりようにミズキのみが驚いた。

アオは、うつむき怯えている。

「も、申し訳ございません.......」

「あとでお仕置きね?」

「.......」

ミューよりも冷淡で怖い口調で言うその男は真のドSと言ってもいいだろう。

「お仕置きなら、僕が受けます。だから、アオには、.......」

「君には関係ないだろ?」

そういう口調はアオの時とは対照的に優しい口調だった。

「お仕置きなんて、やめなさいよ。」

「ミューが言うならやめちゃう♡」

ミューは、本当に嫌そうな顔をする。

(き、気まずい)

間に挟まれているミズキは、すごく気まずい。

家に着いた。とても大きく、なにか、嫌な雰囲気の家.......

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