第22話 *山と川と海と*
*山と川と海と
山にのぼると
深い緑の木々が こんにちは ってあいさつしてくれる
澄んだ空気 笑いながらそよぐ風
山の中に立つと ぼくまで澄み切って
誰にも見えない 透明になれそうな気がする
川であそぶと
たくさんの命が ぴょんぴょん 飛び跳ねている
せせらぎ きらめくうろこ 水面に浮かぶ葉っぱ
川の中に入ると ぼくもこの流れに身を任せ
どんな冒険へも挑んでみたくなる
海をみてると
波間のゆらめきが ぽんぽんと ぼくの肩を撫でる
どこまでも続く海 果てのない海
海をみていると ぼくの体も心もその青に溶けて
ぼくもこのまま海になれそうな気がする
山も 川も 海も
ぼくのありのままを包んでくれる
心地いいその温もりの中で
ぼくは自分が なんて小さいんだと気づく
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