デートがしたい!

イド:ちょい、マスターよ…


(呆れた表情のイドは診断結果を突き付ける)


何でわしと日向が恋人設定なんじゃ!


日向:そうですよ!そもそもデートなんか…イドと行っても楽しくないです。女性ならともかくも……


酣:あら。私の方が宜しいのならお供致しますよ、日向様?


日向:け、結構です!音無さんも見てないで何か言って下さいよ…


音無:酣姉さんは主でも頭が上がらない時があるからなぁ…日向さん、何があっても姉さんだけは止めといた方が良いっすよ。


(音無は無言で酣に殴られたようだ)


音無:あ、あたた……(やっぱ姉さん、性格キツいって……)


イド:酣と音無の組み合わせもナシじゃな…案外イケる思ったんじゃがの。


酣&音無:誰が誰とイケると(イケるって)?


イド:ちょい、わーった!謝るけ酣よ、峰打ち止めい!!音無おまん…真剣やんけ!わしゃ丸腰やて……

のわあああああ!!


日向:あらら。まさかイドに矛先が向かうとは………(どうして盟約を結んでいながら負けているのか、不思議ではありますが。)


(ヌルは羨ましそうな表情で騒動を眺めている)


エル:ヌル?どした、そんなに面白いか?(彼奴が追われるのは実に愉快だが)


ヌル:あのね、エルと一緒にデートしたい。


エル:は……!?な………熱でも出たか?


(慌てたエルはヌルの額に触れる)


ヌル:あのね、だいじょぶだもん。


(真意を汲んでくれないエルに対し、やや不満そうな表情だ)


ヌル:エルがダメならヘルム兄ちゃんかせんせーとデートするもん。


日向:……はい?私を呼びましたか……ヌル?


エル:すみません、ヌルが悪乗りしたいそうで……


ヌル:ね!せんせー、デートしよ!


(診断メーカー片手ににじりよる)


日向:え?ちょ、ちょっと待ちなさい…!(ウェパールの悪乗りに引き続き、ヌルまで…)


ヌル:やった!せんせーとデート!


エル:(なんだ、構って欲しかっただけか?)


イド:……うう……何でわしだけづかれるんや………


酣&音無:反省してください(しろ)。


ヌル:おじさん、だいじょぶ?なんかぼろぼろだけど。


イド:お、おん……ちとがいにされただけや……何であげに怒るねや……?


日向:酣さんと音無さん、仲悪いんですか?そこまでムキになって否定するなど…


酣:別に、仲が悪いのではありませんけど。


音無:半分俺の失言も火種かもしれないけど。


酣:分かっているなら結構。


音無:(あー……やっぱ姉さん、性格キツいって……。大変だな主…)


日向:(恐妻家、なのでしょうか……?夫婦漫才……いえ、秘めておきますか。ふふ。)

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