黒之主と楓(過去)

case01:楓


楓:あたしはこの力を継いで……力を悪用せんとする輩に、怒りを抱きながら戦ってきた。

そして次に継ぐことになるかもしれない候補者に思いを馳せて…時に涙した。


だから……火、水かな。あたしの属性は。


黒之主:………一つ掛けているようだな、楓。


楓:……な、何が足りないって言うのさ?


ヨアヒム:…………光、ですかな?


黒之主:うむ。後を継ぐ者への思い、我に向けたあの慈愛………まさしく光よ。


楓:(………あ、そうだった。最初、こいつあたしを尾行てたじゃん……自分の手の内に収めるまで諦めないっていってたわ…)


特記事項:火&闇耐性30%


case02:ヨアヒム


ヨアヒム:………死者の私めに、属性を問いますか。


楓:身体が無いのにそんな話、酷じゃ無いのかい?


黒之主:身体の有無は関係せぬ。実体がある以上……


ヨアヒム:…………おほん。まあ良いでしょう、私めの属性は闇。暗殺稼業を生業としていたので、不意討ちが主ですな。


毒から何から……一通りはこなしましたぞ。ほっほっほ。


黒之主:………な。ほぼ生前からの受け売りだが紛う事なき事実。


楓:へ………へぇ。そんなもんなんだね。(言い意味では想像通りだけど、悪い意味じゃ……安直というか…)


ヨアヒム:それ故に、私めにあらゆる謀略は効きませぬな、ほっほっほ。女計もしかり。


楓:(あたしの裸を見てあんな慌てふためいたのに……?)


特記事項:闇耐性100%

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