第3話 格
競輪(男子)も競馬同様に格がある。
選手の強さの格であり、レースの格である。
選手の格で、出れるレースが決まり、レースの格で、おおよその収入が決まる。
そう、みんな知っている。
選手の収入が上がるだけで、我々ファンの払い戻しが増えるわけでは無い事を。
大負け喰らってGⅢ、次開催のチャレンジレースが買えない経験を嫌というほど味わった私は誓う。実力均衡しているグレードレースは買わないと。
いつもやってるチャレンジレースで小さな配当を、おこぼれを頂けるチャンスを待った方が良い事を。
だけど、愛
愛がいた
買わないといけない。これが罠だと分かっていても。ブチタイカラブツ
長渕なら賽銭箱に入れるであろう金額を張っていく。
背伸びはしない、本線だもの
愛ある競りで後続を捌き、ゴールに雪崩こむ
愛
握りしめる拳。210円の浮き
グレードレースを当てる嬉しさはプライスレスだと感じた。
そして愛。
読みはめぐむ
ガチムキなおっさんである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます