第3話初恋

俺は高校に入学してすぐに小鳥遊優希奈という少女に恋をした。一目惚れだった。廊下ですれ違う度に綺麗になびくツヤツヤな黒髪と綺麗な赤色の唇にくぎ付けだった。男なら1度は恋に落ちるような少女だった。

そして俺にとって彼女は初恋だった。

優希奈は異性から当然のことながらモテていた。俺よりかっこいいやつはいくらでもいる。俺なんか相手にしてもらえっこない。そんな思いから俺は遠くから彼女を見るだけで満足していた。しかしその思いは次第に抑えきれなくなり高校3年のある日廊下で告白してしまった。返事はまさかのOKだった。

この日のことを俺は忘れることは一生ないだろう。

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