夕暮れ

内田美穂

第1話明日は・・・

街中を飾るイルミネーションが眩しい冬に俺は結婚式を挙げる。明日は俺の結婚式だ。

プルルルル

「もしもし?」

「やっと出た」

「大和か。どうしたんだ?」

「明日は大事な日だろ?その前にお前とゆっくり話がしたいなと思って」

「それはいつもの居酒屋に飲みに行こうってお誘いか?」

「そうそう。先に行って席取っとくから絶対来いよ」

「はいはい」

電話の相手は桜葉大和。俺の親友だ。大和とは幼稚園の頃からの付き合いだ。高校は別々になってしまったが2年前に就職した会社でまさかの再会を果たした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る