第96話 「Teenager Forever」

 とりあえず、すみません。

 

 私は何かにハマるとそればっかりになるんです。

最初にそれだけご了承ください。


 タイトルの「Teenager Forever」とはKing Gnuの新曲です。そのMVが昨日解禁になりました。

 すごくいい曲なのでMVを楽しみにしていたのですが……これまでとは全然違ったものでした。


 イヤホンのCMの様に、カッコいい感じになるんだろうなぁとぼんやりと思っていたんですけど、

冒頭からランニング姿で走るボーカルの井口くん。

 

 面白すぎます。笑

 

 メンバーに100万円づつ好きに遣っていいよと企画で撮ったらしいのですが、その遣い方が個人個人の人間性が分かるもので、メモリアルな感じにもなっていて素敵でした。


 ある人は新婚旅行。

 ある人はお母さんに車を買ってプレゼント。

 ある人は男同士で楽しむ。

 ある人は女の子のいるお店で豪遊。笑

 (ここは少しストーリーがあるのかもですが)


 最後の豪遊している人が私がここのところ、毎週楽しみにしているラジオの井口くんなんですけど、ラジオ内でも風俗に行ってお金が無いだとか、ぼったくられたとかそんな話をしています。

(aikoゲスト回に「僕は風俗狂いです」と告白した時には吹き出しました)


 ちなみに、私は男の人のどうしようもなさを若い頃は「バカみたい」と思って、ただ呆れていたんです。

 

 ファザコンっぽいところもあったので、男の人には包容力ばかり求めていて、先生みたいな人が理想でした。もしくは、好きな男の子に勝手な幻想を抱いて「きっとこの人はバカなことなんてしない。この人は大人に違いない」と思おうとしていたり。笑

(とか言って、結局は理想とは違って、変で面白い人を好きになって行く謎)


 それが一変。

 息子が生まれて変わりました。笑


 毎日息子のどうしようもなさを見続けていましたから。でも、息子は外では割とクールめ。勿論、家にいる時や気心の知れた男の子同士で遊んでいる時は恐ろしいハイテンションの時もありますが、基本ローテンションです。

 

 それなのに、実際はやっぱりおバカなことばかりする。


 そこから、男の子のどうしようもなさが可愛く思えてきたんですよね。

 あぁ、20歳超えても息子(小学生)と変わらない下ネタで爆笑するんだ〜、とか。笑


 大概の女の子ってもう3歳くらいで、ちゃんとしてるんです。小さくても洋服屋さんに行くと鏡の前で服を自分に合わせてみたりして。

 その時、男の子は洋服の中でかくれんぼをしようとしていたり、落ち着きなく走り回って怒られている。笑 


 でも、女系家族の私には全てが新鮮でした。


 夫から聞く、子供時代のありえない程のどうしようもない話や、20代の酔っ払って真っ裸で友人と土下座し合った話、駅の階段を寝っ転がって回転しながら降りた話。


 なんで?何のために???

 ……意味なんてないんですね。ほんと。

 (うちの夫は特に自由人というところもありますが)


 そういう多くのどうしてやどうしようもなさが今は良いなぁと思うのです。


 すっかり男の子のどうしようもなさに甘くなってしまいました。笑

 かなり男の子へのハードルが下がっている。

 

 どうしようもない子が母親思いだったりすると、ギャップと相まって倍倍に「いい子!」になりますし、え?自炊出来るの?えら過ぎる!と思います。


 下手したら、 

 1人で暮らしてるの?偉い!

 体調悪いのに1人で治したの?偉い!

 洗濯して干してるの?偉い!

 朝ごはん食べてるの?偉い!!!


 になっています。笑

 

 息子がいつかやるであろうことを出来てる。

 そんな先輩達の様に思えるというか。



(私が1番どうしようもないというのはもうお分かりですね?笑)


 

 King Gnuの話に戻りますが、彼らのMVや映像などはKing Gnuのリーダーも所属するPERIMETRONというクリエイターチームが全て作っているらしいのです。多才な友人の集まりで、みたいな感じでしょうか。

 その距離感だからか、余計にちょっと泣けるくらいに面白切ない感じがするんですよね、今回のMVは。

 

 今までのカッコいい感じから一転。

 ランニングに短パン、その上サンダルでダッシュする井口くん。笑

 

 何回観てもいいなぁと思います。

 更に、今っていうのがいいんだろうなぁって。


 どうしようもなさが良いって、いいですよね。



 ちなみに、女の子はちゃんとしている!偉い!

 もう、それに尽きます。


 それなのに、私が「どうしようもない」なのは女性ホルモンが足りないのでしょうか…。笑


 

 もはや、夫(長男)、息子(次男)、私(三男)になっている気がしなくもない。


 



 


 



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