不登校日誌

KISHI

第1話2019/xx/xx

 久しぶりに MacBook Proを立ち上げた。

 どうにも調子が良くない。というか、悪い。

 だが、とりあえずはなんとかなりそうだ。

 だから書く。書いてみることにした。

 何の為に?分からない。正直何の為にこんな物を大事に取っておいたのか、今となってはもう分からない。

 ただ、捨てられなかった。それだけだ。それだけだと思う。

 もしかしたら、いつか必要になる時が来るかも知れない。そんな事をただ漠然と思っていたのかもしれないが。


 これから書いていくのは、あるノートに書かれた内容。

 そのノートを今度こそ捨てる為に、燃やす為に。書く。書き残しておく。

 書き残しておく時点でもうすでに女々しい行為なのかもしれない。

 私は女々しいのだ。そして、どうにも執着心が強いのだと思う。

 まあ、前置きはこのくらいにして、早速ノートに書かれた内容を写していくとしよう。

 数年前、学生だった時の自分が実際に感じていた事を。

 こんな物、私以外に誰が読むんだ。笑える。

 何の教訓も得られるものもない。

 ただの昔の自分の記録をこれから書き残していく。


 当時、私は中高共に不登校でした。

 そんな自分が書いた日記。


 

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