第2話 I am happy〜何歳になっても〜

今日の生徒さん: 広田さん(54、男性)


「I is...いや、I are。うーん、どっちだけ?」


広田さんは2回目の授業。

現世では中卒だった。

天国に来てからは、せっかくなのでと

高校に入学した。だが苦戦中。

今日はbe動詞だ。


「森さん。 やっぱり年だから覚えられねえ」

「広田さん。大丈夫。 最初から覚えて使える人なんて、いないから。 一つ一つやっていきましょう。Iは amと友達ですよー。 はい、I amって3回言って下さい。」


3回繰り返す広田さん。


「はい。私は〜、は英語で?」

「えっと、、I am ?」

「ほら!出来たじゃないですか! 次は

私はハッピーだ、は?」

「、、、I am ん? ホッピー?」

「惜しい!ホッピーは居酒屋で飲む物!広田さん。ハッピーね。」

「、、、I am、、、happy ?」

「正解!ほら、広田さんは出来るんです。

はい!次回初めに、また聞きますからねー。 」



「、、森さん」

「はい、なんですか?」

「、、、勉強って楽しいですね」


I am happyと呟きながら帰る

広田さん。


卒業したら、ホッピー、飲みに行きましょうか。

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