第1話 リラッ◯マとあの子とあいつ
いま思えば、私の小学生時代はあの子がいたから、きらめいていたと思う。
小学2年生の頃に同じクラスになったことがきっかけで仲良くなった記憶がある。
私たちはリラッ◯マが大好きで、私もグッズを集めていた方だが、あの子の方は特にグッズを集めていた。
「わぁ!めっちゃ可愛い!!それ、新しいやつじゃん!」
と、私が言えばあの子は
「でしょ!本当に可愛いよね。そうだ、今度一緒にモール行こうよ。何かお揃いの買おう!」
と、言った。
私は、本当に嬉しかった。まぁ、まだ小学2年生ということもありこの年に行けることはなかったのだが。
「来年なら行けるかなぁ。」
「3年生になるから、行けると思うけどね!楽しみだね。」
なんてことを言いながら、春が終わろうとしていた。
私はこの時、同じクラスの人に淡い片思いを抱いていた。
その人は、本当に優しくて明るい人だったから、クラスの人気者だった。だから、私以外にもあいつに好意を抱いていた人はいたような気がする。
この、『あいつ』が後々私とあの子の繋がりを更に深く繋げてくれる存在になるなんて思ってもいなかった。
その話は、また次の日に。
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