#詩コン 存

最果ての星を希み、底に敷かれた我楽多に寄り添う影に

光を零して嘘を付く紅茶の味はホログラムの残骸の薄らぎ


天に流された星のおわりまじかの呪いの宴で、

食膳に湿らした末期の水たるや、救われもしない

畜生にも美味し、丸焼けの豚に成りたい。

罪深き私の聲のようなレクイエムは淡々と吞み下され

蓄音機から黒煙を描き、幸福の物語を模倣し尽くし

痘痕烏の欠片を音した、風花は舞い踊り続ける


承る花、愛でれば情か葬花、唖々と赫とを漏らしただけ

垂れ流した糞尿も、嗚咽も、喘鳴すら風化する。


ハリボテの祈りたちは加護の下で筵を編む

身を寄せ合い、知ら占めるものもなく、生を擁いて

底は如何様にも富んでいる。思えばこそ、何処も都。


午後11:36 · 2020年5月27日 

#詩コン 存 @utakatakotyou


詩コン賞ありがとうございます٩(>ω<*)و

底にある、其処にいる

すべてをくみ、ふくみ、

いただける、そのもの

(午後8:48 · 2020年5月31日

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