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    タイトルを見てほのぼの系の話かと思いきや……不意を突かれました。短くまとまっていて意外性もあるし、色々と想像も膨らむし、良いショートショート(掌編)だと思います。

    作者からの返信

    @eleven_nine様、ありがとうございます。
    短い話ばかり書いていますが、「まとまり」というのが本当に難しく、ついつい感覚的に書き流してしまいます。しかし、想像の余地という点も含め、評価して頂けて嬉しいです。

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    以前書かれていた「アド・バルーン」のお話がとても印象強く残っていたので、タイトルを見たとき「これはもしかして」と楽しみにして読ませていただきました。
    ふわふわと浮かんで漂う風船は、人の思うたましいの形にどこか似ているのかもしれないなと思いました。

    作者からの返信

    コオロギ様、ありがとうございます。
    以前のそれもごく短いものでしたが、覚えて下さっていたとは嬉しい限りです。
    繋がっているような居ないような、書いた本人も胡乱な話なのですが…。
    人のたましいについての語りでは、内田百閒に「梟林記」という不気味な私小説があり、その幕切れの一文――小さな子がちょきちょきと毛糸を切ってふわふわと空へ飛ばしながら呟く一言――の衝撃が今も胸を去りません。

  •  への応援コメント

    「たましいですよ、私の」という一言の時点で既に印象的でしたが、それをしかも横断歩道の上で手放してしまったとは…… この後のことについて想像を膨らませずにはいられません。
    そういえば、年配男の表情についての記述はありませんね…… ますます想像してしまいます。

    作者からの返信

    PURIN様、ありがとうございます。
    ほんの短い文ですが、効果が出ていれば幸いです。
    そう言えば、奇妙な存在の顔が記述されていない、というのは、無意識によく描いているようなのですが、その起源は萩原朔太郎の「蛙の死」の雰囲気かもしれません。